最強街アウターが欲しいなら、アウトドアブランドのライトウェイトシェルを狙うべし
アウトドアスポーツが求めた機能性や快適性はもちろん、そのデザインや素材感が、今、街が求めるファッションに必要なのだ。
そんな街着=シティウェアにふさわしいアウトドアウェア、つまり「街着として期待値以上に使えるアウトドアウェア」を探ってみた。
今回ご紹介するのは、ライトウェイトシェル。
KARRIMOR(カリマー) & DAIWA(ダイワ)

[右]フィッシングシーンで抜群の知名度を持つダイワだが、昨今は街でも使えるスタイリッシュなアイテムが充実してきている。このレインジャケットはその代表例。素材は耐久性に優れた3層構造のレインマックスだ。1万8700円/グローブライド 0120-506-204
カリマーのアウトドアスタイル

アウトドアフィールドにおいて、ウェアの機能は正義である。アウターシェルには急激な天候変化に対応できる透湿防水性が求められるし、インナーには吸湿速乾性が求められる。だから、どんな低山であっても、写真のような機能を最優先した装いが必須なのだ。こうした機能的なアウトドアウェアは当然、街で使っても威力を発揮する。特に使いやすいのが、春夏用のライトウェイトシェルだ。
カリマーのシティスタイル

久しぶりにリバイバルしている軍パンは、アウターシェルとの相性が抜群。双方のポケットを活用すれば、バッグを持ち歩かなくても済む。ブーツだと重くなってしまうので、軽快にスニーカーを合わせよう。
ダイワのシティスタイル

ヨーロッパの若者の間で流行しているというパーカの重ね着。シェルのフードに収まるサイズ感のパーカをインナーに選べば、意外とかさばらずに着こなせる。
WILD THINGS(ワイルドシングス)

’90年代に大流行したワイルドシングスのデナリジャケット。そのライトウェイト版が、この「デナリライトジャケット」だ。素材は高い防水透湿性を誇るディアプレックスで、パープルのほかにブラックがある。
SOUTH2 WEST8(サウス2 ウエスト8)

ディアスカルと民族的なモチーフにした柄のプリントが個性的なフィッシングジャケット。2レイヤーの防水仕様で、釣行時の急な天候変化からタウンユースまで幅広く活躍。カモツリー柄もある。
TILAK(ティラック)

ゴアウインドストッパー2.5レイヤーを採用した、やや細身でシンプルな「ベガ ジャケット」。Lサイズの重量がわずか165gと超軽量で、携帯性にも優れる。ミニマルなデザインはモードにも似合う。
HERRY HANSEN(ヘリーハンセン)

ライフジャケットのようなデザインが特徴の「ソルトライトジャケット」。生地は防水透湿性の高い「ヘリーテック」。パフォーマンス2.5レイヤーで、フルシーム加工を施している。
5 RAKES & MT.(5レイクス&エムティ)

アウトドアの達人、木村東吉さんが立ち上げたアウトドアライフブランドのライトウェイトシェルは、シアサッカーのような凹凸ある素材感が特徴。シンプルデザインはどんなシーンにも似合う。
鈴木泰之=写真 諸見里 司=スタイリング 勝間亮平(mascuian)=ヘアメイク