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2018.05.09

ファッション

おすすめブルーシャツ3選。多彩なブルーが周りとの違いを生む!

鮮やかな色、控えめな色、気持ちが昂る色、落ち着く色……世界は“色”で溢れている。それを馴染みがないからと“着ず嫌い”していてはもったいない。
さまざまな手法・技法で彩られたアイテムは、コーディネイトだけでなく、暮らしにも華やぎを与えるはず。そんな注目のカラーアイテムを5回にわけて紹介する。
「定番を新鮮にする2つの派手色」記事はこちら
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最終回の今回は、我々にも馴染みの深い色、「青」のいろいろを纏ったアイテムをどうぞ。
 

藍の美しさを最大限に引き出したTシャツ

1万6000円/エイトン(ヴァリアス 03-3475-4920)
一般的な藍より赤みが少なく、ディレクターの久崎康晴氏曰く「フランスの画家イヴ・クラインの描く青」のように仕上がる琉球藍。その製造において唯一の選定保存技術者である伊野波盛正氏の藍で染められたTシャツは、藍の美しさを最大限に引き出すべく、インドで手摘みされたスビンコットンを採用する。油分が失われず、繊維が傷付かないため光沢があり発色良く仕上がり、毛羽が少ないので白くなりにくい。色だけでなく着心地も一級品。
 

ミニマルアートに着想を得て生まれた唯一無二のブルー

17万4000円/ニール バレット ギンザ シックス 03-3572-5216
ミニマルアートを代表するアメリカの美術家、ドナルド・ジャッド。薄い箱状の立体を壁に縦一列で並べた作品など、アルミニウムといった産業素材を芸術に導入した彫刻を造る。そんなジャッドの空間性や色彩からインスピレーションを受けたニール バレットのブルゾンは、ポリエステル生地にウォッシュドインクプリントを施して、美しい青のグラデーションを表現。ミニマルなデザインを得意とするニールと、ミニマルなアート、この邂逅が唯一無二の色を生み出した。
 

染め直しにより新たな命を吹き込まれた洋服

2686円/無印良品 有楽町 03-5208-8241
古くから日本では染め直しや刺し子などの技術が発展し、布を大切に扱う文化があった。そんな先人の知恵を活かして、服を染め直し、新たな息吹を与えるプロジェクトが「Re MUJI」だ。不要になった衣類を店舗で回収し、藍色の中から、縹(はなだ)、藍、留紺という3色を選んで染めることで再生させ、限定店舗で新たに販売する。写真は藍で染められた商品の一例。服を捨てずに生き返らせるエシカルな試みだ。
 
ジーンズだったり、ビジネスシャツだったり……何かと我々の日常に寄り添ってきた色だけにそのすべてを知った気でいたけれど、今まで知りえなかった青がこんなにも。これを機会に深い青の世界にもぐり込もう!


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