ヘビロテできる!着回しできる!期待に応える服。応えない服。 Vol.15
2018.05.08
FASHION

「反抗」が重要なキーワード。グッチの最新コレクション

PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
GUCCI グッチ

37.5歳からの、プレミアムブランドとデイリースタイルのいい関係。そのフォトストーリーを、勢いやまぬグッチの最新コレクションで。

 

コート28万5000円、Tシャツ5万5000円、パンツ8万5000円、ソックス1万1000円、バッグ39万8000円、ブーツ28万円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)

コットンにワックスコーティングを施し、独特なハリ感を持たせたステンカラーコート。そして、大胆にクロップしたワイドスラックスでユニークなフォルムを作る。使うアイテムはスタンダードでも、あしらい方次第で装いは見違える。そのことを証明するようなスタイリング。着飾りすぎず、淡白にまとめすぎず。こういうさじ加減がわかる大人は、素敵だと思う。

 

スウェット17万8000円、Tシャツ3万8000円、パンツ10万2000円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)

目の覚めるようなヴィヴィッドなレッドに、コレクションのランウェイを照らした明るいブルー。袖にはブランドアイコンである「ウェブ ストライプ」に着想を得たライン。眩しい太陽が似合う原色のカラーパレットは、今シーズンのグッチの特徴である。先日移転したグッチ新宿のオープニングにも、色とりどりのウェアを楽しむゲストたちが多く詰めかけた。モードをポップに楽しむというトレンドの震源地は、間違いなくグッチである。

 

ポロシャツ5万5000円、パンツ8万5000円、右手のブレスレット6万9000円、左手のブレスレット13万3000円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)

クラシカルなボーダーポロを使ったシンプルなスタイリング。ボタンはすべて留め、グレーのスラックスにタックインしたその姿は、伝統的なプレッピーを想起させる。しかし、それが古臭く見えないのはなぜか。わずかにフェイドした色み、背面上部にさりげなく配したブランドタグ、アイコンカラーであるレッド×グリーンのボーダー。新鮮さの理由はすべて、ディテールに宿っている。

 

ジャケット43万円、Tシャツ3万8000円、パンツ10万9000円、右手のブレスレット6万9000円、右手のバングル8万円、リング4万1000円、左手のブレスレット13万3000円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)

今シーズンのグッチにとって「反抗」は重要なキーワードのひとつ。上質なウールモヘアで仕立てたピークドラペルのスーツにはTシャツを合わせ、手元にはヴィンテージ調のアクセをジャラッと着けた。規格化された単調さの先に何がある? ルールを守るだけがエレガンスなのか? 答えはこの装いの中にある。

 

5万3000円/グッチ(グッチジャパン 0120-88-1921)

あらゆることの境界を曖昧にし、外部を受け入れることで新たな価値を生む。これも、そんな考えから生まれたピースではないか。’80年代にダッパー・ダンが作ったグッチのブートレグをあえてオマージュしたプロジェクトに続き、「I」が「Y」になったロゴアイテムをリリース。これはクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレがインスタグラムで見つけたタグが発端だという。それを、シャワーサンダルにのせるキッチュな遊び。歴史あるブランドだからこそ成立するクリエイションだ。

 

ブルゾン130万円、Tシャツ5万5000円、パンツ8万5000円、サンダル5万3000円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)

ラムレザーをメインに使ったアワードジャケットは、V字を描くように上部がパイソンで切り替えられ、その境界をクリスタルの輝きが縁取る。フロントも同じようなデザインとなっており、その存在感は圧倒的だ。素材の贅を尽くし、職人の技も余すことなく注ぎ込んだ一着は、もはやアートピースと言っても過言ではない。それを普段着として身に着ける。誰にも真似できない個性を、背中で物語る。

 

清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング AMANO=ヘアメイク

# グッチ# モード
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