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2018.04.30

ファッション

遊び心がすこぶる痛快! エルメス、グッチ、ルイ・ヴィトンの新作たち

世界的なトップメゾンともなれば、ゴージャスかつエレガントなアイテムをきっと想像する。ただ、中にはこんなアイテムのように、思わず驚き、ニンマリしてしまうモノだってあるのだ。
 

このサンダルで浴びるシャワーは最高に気持ちいい!?

各8万3000円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
昨今ヒット中のファッションアイテムのひとつとして、シャワーサンダルが挙がるだろう。確かに「スポーティであること」は、今の時代の不可欠なキーワード。各メゾンでもちらほら見かけるなか、ついに真打ちエルメスにもその1足が登場した。
見た目の優美さは言うに及ばず。上質なカーフレザーのアッパーとフットベッドが素足を包み込み、厚いミッドソールはクッション性も抜群。骨太なアウトソールの凹凸がグリップ力の高さを物語っている。ただ、心情的には水に濡らしたくない……。でもこれを履いていたなら、喝采の“シャワー”を周囲から浴びることは間違いないだろうな。
 

安心してください。正真正銘、ホンモノです!

13万5000円/グッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)
目をこすったアナタ、見間違いではない。“I”ではなく“Y”だ。それにしても「っぽい」だなんて! でも紛うことなき本物。インスタグラムのタグから着想を得たという、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレのユーモアが溢れている。
H10.5×W19×D2.5cm 9万2000円/グッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)
クルーズコレクションから登場したこのロゴを配したのは、4月6日に移転リニューアルしたグッチ新宿の限定アイテム。ディープターコイズのベースにゴールドのスターをプリントしたパーカやTシャツ、ウォレットなどが登場する。ミケーレ流の絢爛とブランドの匠の技が融合し、誰も真似できない仕上がりに。遊び心の向こう側に、オリジナリティへの矜持がある。
 

“モノグラム”の上へ大胆に施したこやつはいったい…

H22×W16×D7cm 18万8000円[予価]/ルイ・ヴィトン 0120-00-1854
ちょっと君、そんなに堂々と“モノグラム”のバッグの上に……いったい何者? その名は「ヴィヴィエンヌ」。本来は、ルイ・ヴィトンのギフティングコレクションにおけるマスコットなのである。そんな彼女がスピンオフ的に登場したこちらのショルダーバッグ。実は、4月20日からスタートしたポップアップストアでの限定アイテムなのだ。開催会場などの詳細は、公式サイトにて公開。伝統の“モノグラム”を用いてのユニークな試み。革新を続けるルイ・ヴィトンの魅力は、このバッグに書かれているように、確かに永遠に続きそうだ。
 
これらのアイテムからは、固定概念を覆し、シーンの最先端を走ってきたトップメゾンならではの矜持と懐の深さを感じずにはいられない。そのセンスに、思わず脱帽である。
中村利和(BOIL)=写真 松田有記=スタイリング


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