愛車の荷室へウエットスーツとともに積まれているラバーバケツ、昔懐かしのウエストバッグ、1泊2日の出張にも便利なミドルサイズのバッグ。どれもが我々OC世代にはニンマリするアイテムばかりだが、世界のトップメゾンから登場したとあってはなおさら見逃せない!
「グッチ」のラゲッジ
サーファーの必需品、ラバーバケツ。多くの人はホームセンターで手に入る汎用品で済ませていることだろう。そんなラバーバケツが、なんとあのグッチからお出ましとなった。
なかなかお目にかかれない上品なライトピンクの色みと、優雅な楕円形のデザインが実に洒落ている。イタリア製でブランドロゴの威光も眩い。海での注目度は高まること請け合いだろう。もちろん海だけでなく、ランドリーボックスやリビングの小物入れとしてなど我が家でも存分に活躍してくれそう。さてアナタならどう使う?
「プラダ」のウエストバッグ
’80年代に街を席巻したウエストバッグ。続く’90年代のアウトドアリバイバルで返り咲き。そして現在、メンズの休日バッグが多様化するなかで、クロスボディの掛け方で三たび支持を獲得。そんな状況で、今季プラダのランウェイに登場したこちら。定番素材のブラックナイロンを使用し、大きめの主室にポケットを備える実戦派だが、注目すべきはその使い方。きちんとウエストに着用する’80年代のオリジンなスタイルなのだ。ルックを見れば格好いいことは確か。時代を周回するファッションにおいてプラダが始めたってことは、いよいよ本来の使い方が来る?
「ボッテガ・ヴェネタ」のバッグ
ボッテガ・ヴェネタが新シリーズをスタート。写真のバッグがそれで、ラインデザインはイニシャルを入れる部分が「空欄」になっている。この空間を放っておくのは忍びないと思うのが人情。ならば、新サービスを是非利用してみてほしい。
同ブランドでは、今シーズン新たにイニシャルサービスを開始。職人の手作業によるスタンプ式とステッチ式の2種類で、スタンプはシャドー付き、ステッチはクロコダイルレザーというものだ。これにてパーソナライズとともに、トラッドな風情が加わってより我々好みに。これ、乗らないわけにはいかないでしょ。
おいそれと手を出しづらいトップメゾンのアイテム。ただ、これだけ我々にフィーリングに近いアイテムなら、思い切って奮発するのも悪くないアイデアだ。
中村利和(BOIL)=写真 松田有記=スタイリング