クルマを乗り降りするときに不便だから、長い丈のアウターはNGという人、結構いるはず。
そういうアクティブ派にとっての良き相棒が、ブルゾン丈のアウターだ。でもいい歳だし、ラフになりすぎるのがちょっと…。そんな時は、街の上級者たちの模範解答をヒントにしてみよう。
丸山佳郎さん(40歳)ボード&ストリートカルチャーシーンで地位を獲得したブランド、ハフのトラッカージャケットを、一見すると“普通に”着こなしている。でも、パンツの丈感やスニーカーのチョイスに、こだわりがひしひしと。色やシルエットが過激でなくとも、醸し出るスタイル。大人が目指すべきファッションは、こういうことだ。
吉武 厚さん(37歳)プレッピー調コーデにライダーズを合わせた。デンハムのデニムは丈感で個性を演出。
福本真士さん(32歳)革の光沢で変化を。全身黒も平板に見えない。
坂井正幹さん(46歳)大人っぽく着たいならメルトン素材を選ぶ。
石郷岡 亮さん(32歳)リバイバル中のキルティング。重ね着上手だ。
岡本美津義さん(59歳)主役のジャケットは40年前のメンズビギ製!
矢野佑治さん(34歳)黒で揃えつつ、柄や編み地で抑揚をつけた。
平山敬史さん(30歳)茶のスエードブルゾンを、相性が良いクロージング系のブランド&アイテムで取りまとめた。
カジュアルになりがちなブルゾンを、大人っぽく。合わせるアイテムだったり、シルエットだったり、注意すべきポイントはいくつかあるけど、意外とできそうな気がしてこない? こういうテクが自在に繰り出せれば、お洒落な男の特権“こなれ感”も自分のものにできるのだ。