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2018.01.28

ファッション

服にウルさい40歳以上の男たちは、このアメカジアウターに感動した!

ファッションデザイナーにブランドディレクター、ショップスタッフ……。さまざまなかたちで服と仕事をしてきたセンスのいい同世代は今、どんなアウターを選び、どう着こなしているのか? なかでもアメカジに目がないファッションのウルさ方たちに見る、6つのケーススタディ。
 
「スタンダード カリフォルニア」代表
阿久戸秀高さん 50歳
「スタンダード カリフォルニア」のライダーズ

カットソー、パンツ/ともにスタンダード カリフォルニア、スニーカー/ヴァンズ、メガネ/オリバーピープルズ
「念願のライダーズのデビューを果たしました(笑)」。自身でショップを持つほどアメカジをこよなく愛する阿久戸さんからの意外すぎる答え。
毛脚の短いスエード素材で、ゴールドパーツが上品なシングルのライダーズは、厚手のキルティングライナー仕様で真冬でも活躍。「ゆったりしたサイズ感で、ワークジャケット感覚で羽織れます」。スウェットパーカやワークパンツに馴染む理由はそんなところにある。
 
「アドナスト」代表
角田泰博さん 40歳
「アズ スタンダード×ペンドルトン」のコーチジャケット

パンツ/アズ スタンダード×レッドキャップ、靴/スイコック、サングラス/ブラックフライズ
「久しぶりにペンドルトンの生地が着たくなって」と選んだのは、珍しいコーチジャケットタイプ。スケートボードをはじめ、若い頃からどっぷりストリートカルチャーに浸かってきた角田さんらしい。
「ベースがブラックだから手に取りやすく、好みの黒い服と合わせれば“挿し柄”的な効果もあるんです」。九分丈のテーパードパンツにボリュームのあるスリッポンでまとめたボトムスのグッドバランスも参考にしたい。
 
ロンハーマン二子玉川店 ストアマネージャー
中村和義さん 41歳
「リベレイダース」のコーチジャケット

パンツ/ロンハーマン デニム、ブーツ/ビズビム、アイウェア/ザ・ロウ
「背面にアクションプリーツが付いていたり、サイドがジップ仕様でシルエットにアクセントをつけられたり。アメカジにもモードな服にも合わせやすい洗練されたデザインが新鮮でした」。
今季からロンハーマンでも取り扱いが始まった新ブランドのコーチジャケットをワンサイズ大きめで羽織る。「黒い服は、そこにわずかなアレンジがあるだけで個性が主張できるから選ぶのも着こなすのも楽しいですね」。
 
「バンク」代表取締役
田中正大さん 40歳
「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ」のテーラードジャケット

パーカ/ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ、パンツ/J.クルー、靴/オールデン
毎シーズン愛用するブランドの新作となるテーラードジャケットをセレクトした田中さん。「去年からコーデュロイが気になっていたので、セットアップで手に入れました」。それをパーカ&チノに合わせるあたりに、持ち前のシック&ストリートなセンスを感じさせる。
「今まではこれにMA-1を羽織っていましたが、40を機に大人っぽさを意識するようになり。足元はスニーカーではなく革靴なのも、そんな理由です」。
 
エイチ ビューティ&ユース ストアマネージャー
清水 学さん 43歳
「エイチ ビューティ&ユース」のムートンジャケット

カットソー/レイニング チャンプ、パンツ/モーシャン、スニーカー/ニューバランス
「最注目アウターであるムートンジャケットだからこそ、モノ選びがキモ。素材感だけでなく“色使い”にも目を配ると装いに個性が出ますよ」と教えてくれた清水さん。
重厚な羊革の質感だが、見た目以上に軽やかに映るライトブラウンのものをカットソーの上にさらっと羽織った。「アウターのボリュームに負けないようにボトムスは太めのワークパンツ。ここでも重くならないようにナイロン素材を選びました」。
 
「ファクトタム」「コスチューム ナショナル」デザイナー
有働幸司さん 46歳
「ヴァリス バイ ファクトタム」のデッキブルゾン

ニット、パンツ/ともにファクトタム、靴/トリッカーズ、メガネ/オリバーピープルズ
「昨年はダッフルコートやチェスターコートなどのロング丈を着ることが多かった」と話すが、今季はその反動もあってショート丈のブルゾンが気分だという。
2015年からスタートしたファクトタムの新しいラインからリリースされた本作は、ライトメルトンの素材とシャープなシルエットが上品なデッキブルゾンだ。「パンツは細身で上だけボリューミーにまとめ、モード感のあるシルエットで楽しむことが多いですね」。
 
「ジョンストンズ」セールスダイレクター
野澤裕一さん 40歳
「ジョンストンズ」のローゲージカーディガン

シャツ、パンツ/ともに古着、靴/トリッカーズ、サングラス/白山眼鏡店
日本と海外を行き来する生活を送る野澤さんが選ぶアウターは、ショールカラータイプのカーディガン。「年を重ね、自然とベーシックなデザインへ傾倒する中で素材へのこだわりはより強くなりました」。
しかしアウターとしては薄手では? という心配もなんのその。「カシミヤ100%だから暖かく冬でもアウターとして必要十分。そのうえ、日本よりも寒い海外に行くときは、インナーとしても活躍するんです」。
 
何だかんだで他のアイテムに合わせやすくて、オッサンになじみ深いショート丈。インナーやボトムスでも遊びやすいし、アクティブな印象をもたらしてくれる。長短をうまく見極めて、コーディネイトの幅を広げよう。


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