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2018.01.08

ファッション

久々に盛り上がってきたスタジャン熱! 果たして今どう着る?


若かりし頃に袖を通したスタジャン。果たしてオッサンになった今も着ていいものか。答えは、YES! タネさんも今回、約25年ぶりに袖を通したんだとか。
とはいえ時代の流れは残酷なもんで、出るところが出てきた今、往時とは違う向き合い方が必要。そこで種さんが大事にしているのが、“変えること”と“変えないこと”だとか。
「種カジのタネあかし」を最初から読む
スタジャン/ラグス マックレガー、パンツ/ラグス マックレガー、シューズ/ニューバランス、キャップ/アーツ&サイエンス ※すべて私物
タネさんのスタジャン姿は何だか新鮮。それもそのはず。種さんも袖を通したのは大学以来なのだとか。しかし、誰もがお洒落に見える万能アイテムというわけではない。そこでオッサンたちが着るうえで気をつけるべきところをタネさんは、「“アメカジ薀蓄おじさん”にならないこと」と説く。
スタジャンの薀蓄や肩書きだけで着こなすのではなく、モノ選びとサイズ感は特に意識したいところ。で、タネさんが手にしたのはオーバーサイズ。対照的にパンツは細身。トレンドだからと太パンを選べばおじさんにはトゥーマッチになってしまいかねないのでご注意を。
モダンなシルエットのオーバーサイズ、でも、コーディネイトはどこか懐かしさも感じさせる。そのヒミツは、コーデュロイの5Pパンツにニューバランス、それにポンポン付きニットキャップ。タネさん曰く、「誰もが着ていたモノですから。合わせ方も奇をてらう必要はないんです」。
使うアイテムはあの頃のままに、サイジングはチェンジ。しかもダークトーンだからスタジャン特有の青クサさもない。そのさじ加減、勉強になります!

京都のアーツ&サイエンスで購入した英国製ニットキャップ。学生時代のノリで手に取ったポンポン付きだが、素材は上質なラムズウール。これが大人になった今のチョイス。
 

選んだのはLサイズ。だから、ご覧のようにデザインはオーセンティックでもフィッティングは実にモダン。これなら、気になってきたお腹回りもうまく隠せる!?
 

先日仕事でヴェネツィアに行った際に衝動買いしたというマーチャント・オブ・ヴェニスは、日本未入荷の香り。「寒い冬には甘い香りが似合う気がするんです。これはまさにそんな1本」。
 
引っ越しで荷物を整理していた時に、昔のスタジャンを発見したタネさん。試しに着てみたところ、ピチピチで激ダサだったとか。そこで、「今スタジャンを着るためには」と思案したことから始まった今回のスタイリング。
もう大人だから、と固いことは言わず、試しに袖を通してみてくださいな。案外いける! と思うかも。ちょっと大きめのサイジングは、近頃気になるお腹周りにも、ちょうどいいしね。
 
PROFILE
たねいちあきら●1972年生まれの44歳、東京下町出身。長年勤めたビームスを退社し、現在はフリーランスとしてブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛ける。今回は久しぶりに愛犬のトウフと共演。種カジのこぼれネタがポストされるインスタグラム(@taneichiakira)もチェックして!
山本 大=写真


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