2020.02.27
FAMILY

心がこもっていない褒め言葉はすぐバレる。夫から妻へ、褒めの失敗パターン

モンスター夫

「モンスター夫が許せない」とは・・・

第6回では、夫から言われてもうれしくない褒め言葉についてです。

Q.夫としては妻を褒めているつもりなのに、実はまったくうれしくないということはありますか?

「『化粧してもしなくても変わらないよ』と言われる。本人はいい意味で言っているつもりなのだが、なんだかうれしくない」(東京都・44歳)

「私が髪を切ったときや、出かける日に服装に悩んでいるときに『これどうかな? おかしくないかな?』と聞くと、いつも『別におかしくはないよ』と言われるのですが、モヤモヤします」(東京都・36歳)

「『ママはかわいいね』と言ってくるけど、本当はそう思っていなさそうなところがムカつく」(栃木県・41歳)

「痩せてないのに『痩せた?』と聞いてくる」(新潟県・35歳)

「『今でもかわいいと思ってるよ』と言われるが、キモいだけです」(神奈川県・44歳)

「『かわいい、かわいい』と言われても……。だったら似合う服のひとつでも選んで来いと思う」(埼玉県・41歳)

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外見を褒めるときには、何を褒めて欲しいのかを見極める

褒めてくれるのは嬉しいけれど、的外れな褒め言葉にはうれしいどころか怒りすら感じるもの。特に、外見を褒める際には、夫に悪意はまったく無くても、妻にとってうれしくないポイントを褒めてしまっている例があるようです。

上記のコメントにある「化粧しなくても変わらないよ」などは、よく男性が間違える例だと思いますが、女性としては、頑張って化粧をしたのだから、まずそれを褒めて欲しいのではないでしょうか。ただし、これは妻の化粧へのモチベーションによっても正解が変わるので難しいところ。

このコメントを書いてくれた方は、「化粧しなくても変わらないよ」という言葉に「なんだかうれしくない」と言っているので、やはり化粧をしたところを褒めて欲しいタイプなのだと思います。

そこで、この場合のひとつの正解は「素顔と化粧をした顔を2段階で褒める」です。例えば「やっぱり化粧すると変わるね。いつも以上にキレイだね」などと(あくまでさりげなく)褒めつつ、「でも素顔もいいけどね」と素顔も褒めておく。

また、上から2番目のコメントにあるような「この服装、おかしくないかな?」と聞かれた場合、これはトラップです。「おかしくない」と答えるのは不正解。ちゃんと妻の服装を確認して、良ければ「素敵だと思うよー」とか、あるいはちょっとどうかなと思う点があったら、それをちゃんと伝えるのが誠意というもの。

「ちょっと派手すぎるように思うんだけどな」とか「スカートよりパンツの方がいいんじゃないかな」など、率直に感想を伝えるのは、悪いことではありません。むしろ、ちゃんと考えてくれている感じで好印象。大して見もしないで「おかしくないよ」と答えるのが、もっとも不誠実です。

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心がこもっていない褒め言葉で、妻の心は離れるかも

前述の「おかしくないよ」もそうですが、あまり考えもせずに言葉を口にすると、そういう気持ちは伝わってしまいます。

かわいいとか、痩せたねと褒めて、妻がそれに対してムカついたり、キモがったりするのは、「とりあえずかわいいとか痩せたねと褒めておけば機嫌よくいてくれるのではないか」という夫の心のうちが、妻に伝わっているからではないでしょうか。

それに「かわいい」という褒め言葉は、あまりにざっくりしすぎているため、「他に褒めようがないからとりあえずかわいいと言っておいた」というテキトー感が否めません。

ただし、外見を褒められるのは、悪い気はしないものだと思います。そこで、より具体的に褒めたほうが、妻としても素直に喜べるのではないでしょうか。

「今日の服装、とても似合っていてキレイだね」とか「髪切ったら印象変わったね。すごくいいと思うよ」とか。ポイントを絞って、より具体的に、自分自身が良いと思った点を素直に伝えるに限ると思います。

つまり、褒めて相手を喜ばせたいと思ったら、誠実な気持ちで褒めるに尽きます。もし何か下心があって褒めるとしても、「誠実に褒めること」を心がけましょう。

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「モンスター夫が許せない」
夫が、特に深い意味はなく気軽に発した言葉や行動が、実は妻にとってはカチンとくることがある。それにより、知らず知らずのうちに夫婦の溝が深くなってしまっているかも。妻たちが「これは許せない」と感じるツボがどこにあるのか、子育て中の女性200人にアンケートを実施し、結果を見ながら、現役ママである筆者の解説を交えて紹介する。上に戻る

相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。

石井あかね=イラスト

ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人

# モンスター夫# モンスター夫が許せない# 夫婦
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