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2020.02.25

「JEEP=男の車」は誤解。コンパスが持つ汎用というスペックがもたらす価値

かつては目的に応じて車を乗り分けることに憧れた。しかし、今では一台を使いこなすほうがスマートだと思う。ジープ コンパスならそんなわがままにも応えてくれる。
村上春樹の『国境の南、太陽の西』は、誰もが抱える絶対的な孤独とそれでも歩んでいかなければいけない人生との対峙の物語だ。バブル絶頂期、主人公はジャズバーを経営し、青山に妻と2人の娘と住む。裕福で満ち足りた生活だが、決して共有できない過去に苛まれる。
そんな夫婦像を暗喩するのが、妻が買い物や娘たちとの移動に使う赤いジープ チェロキーだ。たとえ別荘に向けて家族で乗っても、それは妻であり、家族という象徴であり、主人公が乗るドイツ車とは互いを補完しつつも結局相容れない。そんなふたりの姿を滲ませるのだ。だがもしそこにジープ コンパスがあったら、まったく違う物語が生まれたかもしれないと思ってしまう。
JEEP COMPASS LIMITED ジープ コンパス リミテッド
JEEP COMPASS LIMITED
ジープ コンパス リミテッド
ボディサイズ:全長4400×全幅1810×全高1640mm
総排気量:2359cc
乗車定員:5名 価格:427万円
グランド チェロキー、チェロキーに次ぐサイズ感で、レネゲードとともにブランドのコンパクトSUVを担う。2006年に初代が誕生し、’17年にモデルチェンジ。最上級のリミテッドは、4WDに9速ATを組み合わせ、高速クルージングからオフロードの走破性を併せ持つ。実用性と高性能、そして風格を備えたアメリカンSUVだ。
「ジープ」 コンパス リミテッドの詳細はこちら
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