このクオリティで2万円以下！タイオンの10周年コラボが提案する“新しいミリタリーダウン”

TAIONの10周年を祝う特別なコラボレーションに、ホワイトマウンテニアリングが再び参加した。

今回登場するのは、両者の美学を凝縮した“ミリタリーダウン”のジャケットとパンツ。セットアップでも単体でも成立するバランスのよさに加え、インナーとしてもアウターとしても活躍する絶妙な設計が魅力だ。

「Light Down Jacket」各1万9800円／タイオン×ホワイトマウンテニアリング（タイオン　052-684-5182）

ラインナップはライトダウンのジャケット＆パンツの2型。ベースとなったのは、ホワイトマウンテニアリングが得意とするヘチマキルトのミリタリーライン。そこにTAIONの高品質800フィルパワーダウンをたっぷりと封入し、軽量かつ高い保温性を実現した。

「Light Down Pants」1万9800円／タイオン×ホワイトマウンテニアリング（タイオン　052-684-5182）

ホワイトマウンテニアリングの独自パターンによって立体的なシルエットを構築しつつ、動きやすさや重ね着する際の収まりのよさも両立。まさにミニマルなインナーダウンを再定義する仕上がりだ。

インナーでもアウターでも使える一着

今回のコラボがユニークなのは、インナーダウンの領域を超え、アウターとしても成立する“境界線のなさ”にある。

ホワイトマウンテニアリングが培ってきたパターン設計を採用し、ボリュームを抑えながらも立体的なフォルムを実現したことで、薄手のコートやシェルの下に着てもシルエットを崩さない。一方で、1枚で外に出てもサマになる存在感がある。



背面にはカラビナを備え、サイドにはファスナースリットを配した。道具としての使いやすさ、アウトドアブランドならではの視点が端々に光る。機能性だけでなく、着こなしのアクセントにもなる“見せるディテール”が随所に取り入れられている点も面白い。

両者はこれまでも半纏タイプのダウンなど、他にはないアプローチでコラボレーションを重ねてきた。だが今年のモデルは、より日常のワードローブに寄り添いながら、ミニマルかつ都会的な印象を強めている。過度な主張を避けながら、素材・構造・機能の掛け合わせによって新しい価値を生み出しているのだ。

TAION 10周年企画の中でも“見逃せない一作

TAIONは日本発のインナーダウン専業ブランドとして2016年に誕生した。ブランド名は“体温＝TAION”に由来し、コストパフォーマンスの高さと品質の良さで国内外にファンを持つ。10周年を迎えた今年は、各国のブランドとのコラボレーション企画を連発しており、そのどれもが大きな反響を呼んでいる。

一方のホワイトマウンテニアリングは「服を着るフィールドはすべてアウトドア」という哲学のもと、デザイン・実用性・技術を融合させたプロダクトで知られる。テクニカル要素をベースにしながら、都会的で洗練された佇まいをもつ同ブランドは、TAIONとの相性が抜群だ。



今回のコラボダウンは、まさに両者の強みを掛け合わせた理想的な到達点。軽量、保温、機能、デザインのすべてがシンプルに高水準で、10周年を飾るにふさわしい仕上がり。ブラック、ホワイト、パープルという3色展開も幅広いスタイルに取り入れやすい。



この限定性もまた10周年記念アイテムらしい特別感を生んでいる。これまでTAIONを手に取ってこなかった層にも刺さる完成度で、冬の着こなしの軸になり得るセットアップだ。

ミリタリーの骨太さと、インナーダウンらしいミニマリズム。相反する要素を丁寧に調整し、日常に落とし込むことで新しい価値を生み出した今回のコラボレーション。しかも物価高のこの時代にあって、お値段は2万円を下回るという奇跡。

両ブランドのファンはもちろん、冬アウターの更新を考えている人にとっても見逃せない選択肢になりそうだ。


［問い合わせ］
タイオン
052-684-5182