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OCEANS Fashion X Talk」とは……
編集部に寄せられるファッションのお悩みや質問に、編集長・原とスタイリスト・菊池さんが答えていく本企画。
今年のインナーダウンは、スタイリストが推薦する“定番じゃない”5着を紹介していく。
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動画で解答を見る!【Question #185】
定番ブランドじゃないインナーダウンを教えて!
[左]原 亮太●OCEANS統括編集長。’79年生まれ。落語好きな愛知県出身者。ジャケット、Tシャツ/古着、パンツ/ブルックス ブラザーズ、スニーカー/ニューバランス(すべて私物) [右]菊池陽之介●’79年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2004年に独立した敏腕。レザージャケット/イレーヴ、Tシャツ/古着、パンツ/スタジオニコルソン、シューズ/レッドウィング(すべて私物)
Q. 長く使ってるインナーダウンがあるんですけど、今年こそは買い換えようと思います。定番ブランドじゃないものも知りたい。(36歳・新潟県)
ハラ 毎年この時季にインナーダウンを紹介してるけど、毎回たくさん視聴してもらってるから、需要があるんだね。
キクチ そうだね。
ハラ それだけ持ってる人たちも増えてる。でも相談者さんみたいに、定番ブランドではないものを知りたかったり、今年は新調したいっていう人もいるよね。そこで今回は、定番ブランドではないブランドも含めて紹介したいと思います!
キクチ 今回は、5ブランド用意したよ。
ハラ ちなみに、ユニクロや無印良品っていう定番ブランドもアップデートされてると思うけど、着こなしとか選び方のポイントは、
昨年のインナーダウンを比較した回でチェックしてほしいな。
キクチ 今年はネクストチョイスを提案しようと思う。
ハラ 今回も、お馴染み天の声に解説してもらいましょう!
ハラ&キクチ 天の声〜!
天の声 は〜い、今回もよろしくお願いします。
【Answer】
スタイリストが推薦するインナーダウン5選!
①ナンガ「ヒノックリップストップ インナーダウンベスト」
ヒノックリップストップ インナーダウンベスト 3万3000円/ナンガ 0749-55-1016
キクチ まずは、ナンガの「
ヒノックリップストップ インナーダウンベスト」。
天の声 お値段は、3万3000円です。ナンガ独自の難燃素材でありながら、柔らかな着用感と耐久性を兼ね備えたインナーダウンベスト。ヒノックリップストップは、捲縮糸と呼ばれる糸を使用し、ナチュラルなストレッチ性、弾力性を持たせた生地で、常に快適な着心地を叶えます。
キクチ 有名ブランドだけど、インナーダウンとしてはあんまり紹介してないよね。
ハラ 難燃ってことは、燃えにくいんだね。ナンガはアウトドアとか、極限の環境にも合わせたモノづくりもしてるから、冬のキャンプで火の粉が飛んでも燃えにくい。
ハラ(178cm、60kg)は「ナンガ」のLサイズを着用
ハラ Lサイズだから、ちょっと俺には大きいかも。
キクチ パネルにされてない部分もあるから、いわゆるインナーダウン見えはしないね。
ハラ 素材感もマットな感じ。
天の声 コットンライクな見た目で、アウトドアスタイルはもちろん、カジュアルスタイルにもぴったり。
ハラ 裏地はベージュで、縫製部分にもチラッとベージュが見える。いまはいてるチノパンにも、勝手に色合わせがされてくるなって思った。
キクチ ちょっとレトロな感じだよね。
ハラ そうだね。ポケットも含めてちょっとレトロ感がある。
ハラ 軽いから、すごく使いやすそう。
キクチ アウトドアでも、街使いでもいけるね。
ハラ 肌触りもいいし、ずっと着てたい。見ただけだと結構派手な色かなと思ったけど、試着してみると馴染むね。
②ミズノ「ブレスサーモコンパクトダウンジャケット」
ブレスサーモコンパクトダウンジャケット 各1万4300円/ミズノ(ミズノお客様相談センター 0120-320-799)
キクチ お次は、ミズノの「
ブレスサーモコンパクトダウンジャケット」。
天の声 お値段は、1万4300円です。ミズノの吸湿発熱素材「ブレスサーモ」とダウンを組み合わせた一枚。寒暖差のある1日、屋外・室内など温度に応じて着脱してコンパクトに持ち歩けます。ノーカラーなので重ね着もしやすく、一枚でもインナー使いもしやすい。
ハラ ダウンパックの幅が違うんだね。
キクチさん(171cm、70kg)は「ミズノ」のLサイズを着用
キクチ 軽いし、暖かい!インナーダウン使いとしてはいいね。
ハラ 着丈は長めだね。しっかりと保温してくれる。
キクチ カラバリもあるから、似合う色を選びやすいと思う。
③シーエムエフアウトドアガーメント「パフセーター UL フルジップ」
パフセーター UL フルジップ 4万9500円/シーエムエフアウトドアガーメント(ロストヒルズ 03-5830-6225)
キクチ お次は、シーエムエフアウトドアガーメントの「
パフセーター UL フルジップ」。
天の声 お値段は、4万9500円です。パーテックス30デニール耐久撥水とプリマロフトを使用し、現代にアップデートされた一着。余計なものを削いでいくミニマルなデザインに仕上げ、使い勝手を考えフロントジップはコンシールジップになっている。
キクチさん(171cm、70kg)は「シーエムエフアウトドアガーメント」のLサイズを着用
ハラ コンシールジップになってることでプルオーバーっぽい見え感だね。そういうポイントが新しいインナーダウンなのかも。
キクチ ちょっとアウターっぽいかな。シーエムエフのアウターって、オーバーサイズのものが多いから、それと合わせるとちょうどいいインナーダウンのサイズ感になると思う。
ハラ なるほどね。
キクチ 一枚でも様になるね。
ハラ 少し前のミリタリーコートで、ライナーだけをアウター使いしてるような感じで着るのかも。インナーをそのままアウターに変換したみたいなデザイン。
キクチ 着心地は、軽くてやわらかいよ。
④ナナミカ「リバーシブル ダウンカーディガン」
リバーシブル ダウンカーディガン 4万2900円/ナナミカ(ナナミカ 代官山 03-5728-6550)
キクチ お次は、ナナミカの「
リバーシブル ダウンカーディガン」。
天の声 お値段は、4万2900円です。ミリタリーライナーをデザインベースにしたリバーシブル仕様のダウンカーディガン。
ハラ これもいいね〜。
天の声 表側は、ポリエステル65%、コットン35%をミックスした糸で高密度に織り上げた軽量のウェザークロスを使用。裏側は、リサイクルポリエステルリップストップが採用しています。フロントのアジャストボタンでフォルムを絞ることも可能。
ハラ(178cm、60kg)は「ナナミカ」のLサイズを着用
ハラ インナーとして着るときは、合わせるボタンを深くするとタイトになる。着たときのバランスも取りやすいよ。
キクチ 密着度も変わるから、もっと暖かくなるよね。
ハラ アウターと合わせたときに、少しズレてるのもいいアクセントになるよね。
ハラ リバーシブルになってるから、裏側でも着てみよう。
ハラ こっちもいいね。
天の声 中わたには保温効果を高める高機能な光電子ダウンを使用。
ハラ 光電子ダウン! 輻射熱で温めてくれるんだよね。最高。
キクチ ナナミカの「
光電子スウェット」の回でも紹介したよね。
⑤ザ・ノース・フェイス パープルレーベル「パーテックスクァンタムプラス フィールド ダウンカーディガン」
パーテックスクァンタムプラス フィールド ダウンカーディガン 4万6200円/ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(ナナミカ マウンテン 03-6416-3012)
キクチ お次は、ザ・ノース・フェイス パープルレーベルの「
パーテックスクァンタムプラス フィールド ダウンカーディガン」。
キクチさん(171cm、70kg)は「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル」のMサイズを着用
天の声 お値段は、4万6200円です。パーテックスクァンタムの50デニールリサイクルポリエステルリップストップを使用したダウンカーディガン。
天の声 軽量性と耐久性を併せ持ち、はっ水性を備える生地で、こちらも中わたに光電子ダウンが使用されており、自然な温かさをキープ。レイヤリングを意識したすっきりとしたシルエットになっています。
キクチ 俺たち、光電子スタイルだね(笑)。
キクチ Mサイズが僕にはちょうどいいかな。インナーで着ることを考えると、遊びがあり過ぎると調整しづらくなるよね。
ハラ 中にパーカーを着る場合は、あんまりピタピタだと窮屈になっちゃうしね。レイヤリングをする前提でデザインされてるってことだよね。光電子、本当に優秀!
ハラ 王道ではないものを集めてみたけど、価格帯は3万円前後。試着してみると、全部一枚でも成立するね。
キクチ 一枚でも着られるのは便利だよね。
ハラ アウターを買う感覚で、中にも使えるものっていうのが次なるインナーダウンの選び方なのかな。
キクチ 紹介した5ブランドもだけど、ほかにもたくさんあるから選ぶのが難しいよね。
ハラ 機能で選ぶのもいいと思う。アウターにも使えるって考えると値段が安いなって思った。
キクチ そうだよね。
ハラ 普通にダウンって考えると、5万円を切ることってほぼない。
ハラ 12月から一気に冷えるので、体調に注意しながらインナーダウンを楽しんでください!
キクチ ありがとうございました!