1000番台はあのモデルが人気!
Q31. 「996」が長年定番品として愛されている理由は?スタンダードな履き心地、カラーバリエーションが多いこと、素材の良さですね。
Q32. 「997」「998」「999」はどんな違いがある?「997」は’90年代に出てきたモデルなので、まずロゴが小ぶりです。「エンキャップ」という構造が「996」では上層のみだったものが、「997」ではソール全体に採用されていて、安定性が非常に高くなっています。
「998」は、衝撃吸収性と反発性を兼ね備えた「アブゾーブ」という素材をカカト部分に初めて搭載したモデルです。
「999」は、「アブゾーブ」と圧縮したウレタンフォームを合わせて、よりクッション性を高めてアップデートしたシューズになります。
Q33. 1000番台はどんな特徴がある?900番台は主に、都会のアスファルトを走るオンロードのランニングシューズとしてプロダクトされたシリーズで、全体的にクッション性が高いのが特徴です。
それに加えて、安定性もシューズの履き心地において重要な要素。クッション性と安定性を両立させるために、当時の最高技術が使われていたものが1000番台です。
Q34. 「1300」「1400」「1500」「1600」「1700」の違いって何? 「1300」は、1985年に「エンキャップ」という構造を初めて搭載したモデルとして発売されました。これが非常に履き心地が良かったことから、現在のモデルにも「エンキャップ」が継承されています。また、非常に高額なシューズとして登場したことでも知られています。
初めてエンキャップが搭載された「1300」。
このあとは「1500」が先(1989年)に発売されました。一体成型のアッパーと小さなNロゴが特徴で、非常にクッション性が高く、シャープなデザインのシューズです。
「1500」の次は「1400」が登場したのですが、これは日本でもベストセラーになったシューズです。もともと大量生産が実現不可能だったので、一度作ることを諦めたのですが、生産技術が向上したことで、1994年に生産することが可能となりました。
今でも根強い人気を誇る「1400」。
「1600」は、カカトの部分に衝撃を吸収するソール材「アブゾーブ」が初めて使われたモデル。
「1700」は、それまでクッション材をカカトだけに搭載しているものが多かったのに対し、ソール全体に「アブゾーブ」が敷き詰められているのが特徴です。
クッション性が高いのはもちろん、ニューバランスが開発した「Nデュランス」という硬めのラバーをアウトソールに使うことで耐久性がアップしました。
Q35. 1000番台はどのモデルが人気?昔からニューバランスを愛用している人の間では「1400」が人気です。まるっとしたつま先のフォルムによる、ゆったりとした履き心地が支持されています。
Q36. 2000番台はどんなモデルがある?「M2000」に始まり、「M2001」、「M2002」、さらに「M2040」のv1からv3まであります。
Q37. 「2002R」が人気の理由は?「2002R」の前身となる「M2002」はアメリカ製のフラグシップモデルとして2010年に登場しました。「2002R」は2020年に発売された「M2002」の継承モデルで、オリジナルのアッパーに、「860」というランニングシューズのソールを組み合わせて使われているのが特徴です。
ランニングシューズで感じられるようなクッション性と安定性が、普段履きでも使いやすいアッパーデザインと融合されたことで支持されています。
上が「2002」、下が「2002R」だ。よく見るとソールのデザインが違うことがわかる。
Q38. 500番台はどんなシリーズ?もともとは郊外を走るランナーのために開発されたシューズで、凹凸があるソールデザインになっており、不安定な場所での走破性があります。丸みのあるフォルムと安定性をプラスした作りが特徴です。
Q39. 500番台で最初にでたモデルとは?「M565」です。
Q40. 「574」と「576」の違いとは?現在の「576」はいちばん初めに生産されたときのソールを、イギリス製で作り直したものを使うことでクッション性と安定性を高めており、カカトのフィット感もしっかりしています。そんな「576」を普段履き用に落とし込んでデザインされたのが「574」です。
見た目はほとんど変わりませんし、履き心地の部分でも、「576」の安定性とフィット感が「574」にしっかり継承されています。実は1988年に「576」が先に出て、’90年代に「574」が出たんです。
5/5