「アウディ Q3」小さなボディにしっかりアウディを凝縮
アウディQ3(右)/Q3スポーツバック(左)。1.5Lターボ×FFと2Lターボ×4WDがある。
2026年4月にQ2が生産を終了したことから、5月に登場したQ3シリーズは現状アウディ最小のSUVだ。けれども、小さい=廉価ではなく、デザインから操作系、乗り心地に至るまで、アウディらしさをこの小さなボディにギュッと凝縮している。
例えば足回りはBEV(電気自動車)のスポーツカー、e-tron GTにも採用されている「2バルブ式電子制御ダンピングコントロール」を全車標準装備。要は「ハンドリングがいいのに、乗り心地が滑らか」になるサスペンションだ。
ステアリングコラムから伸びるシフトセレクターとなった。
また、グレードにより標準装備またはオプション設定された「デジタルマトリクスLED ヘッドライト」は、最上級セダンのA8に採用されていた技術をさらに進化させたもの。家に帰ってきたら目の前の壁に「おかえりなさい」的なアニメーションを投影してくれるし、例えば高速走行時に、前方に凍結の可能性がある場合、路面に雪の結晶マークを投影して注意を促すなど、いろいろな情報を提供してくれる。
そのほか、湾曲した11.9インチデジタルメーターパネル+12.8インチタッチディスプレイ一体型スクリーンも上級モデル譲りなど、至るところにアウディの最新技術が搭載されたQ3シリーズ。アウディのSUVは、たとえ小粒でも味が濃い。
「DS オートモビル DS N°8」フランス大統領も乗る唯我独尊SUV
DS オートモビル DS N°8。1回の充電で最大750km走行可能。
今やセレブの愛車はSUV。フランス大統領の公用車ともなると、流麗なSUVクーペが選ばれる。それが5月から日本で販売が始まったDSの新たなフラッグシップBEV(電気自動車)、DS N°8だ。
単に格好いいだけではないのがDS N°8の魅力。フロントグリルは物理的な桟ではなく、光のラインで描かれているし、ヘッドライトはダイヤモンドを思わせるLED装飾。
写真は市販前に公開されたインテリアだが、市販車はほぼこのまま。
インテリアはさらに独創的で、ステアリングはクルージングヨットから着想を得たというX字型。ドアトリムのアルミ製装飾パネルは、レーザー加工で精密な模様が描かれたスピーカーだ。ほかにも、高級時計の文字盤などに使われる、小さなピラミッド状の凹凸が並んだ幾何学模様が各所に織り込まれるなど、フランスのエスプリが細部にまで宿る。
そんなエレガントなSUVクーペの走りは、BEV界のF1、フォーミュラE仕込み。2度の年間チームタイトル獲得を含む数々の勝利を成し遂げている同ブランドならではの、力強く俊敏な走りを提供してくれる。