「イタリア人マッシのブオーノ・ニッポン!」とは……焼きそばパンにラーメンライスなど、日本には炭水化物同士を組み合わせたメニューが多い。外国人からは驚かれることも多いこのコンビネーションだが、日本の食文化に精通するマッシさんの目にはどのように映っているのだろうか。
【写真11点】「マッシが語る日本の炭水化物コンボの魅力」の詳細を写真でチェック 案内人はこの方!
マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 2026年8月には新刊エッセイ『イタリア紳士、うまいと叫ぶ』(亜紀書房)を出版。日伊文化の違いと面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。
日本は炭水化物を炭水化物で輝かせる天才
ラーメン&半チャーハン、お好み焼き定食、焼きそばパン……。
日本の食卓を彩るこれらのメニューを見て、来日してきたイタリア人の友人は決まって目を丸くする。「カーボ・オン・カーボ(炭水化物に炭水化物)じゃないか! クレイジーだよ」と。栄養学の教科書を開けば、間違いなく赤ペンでチェックが入りそうな組み合わせだ。
ところが、驚いていたはずの友人にこの組み合わせを食べさせてみるとどうだろう。怪訝な表情は一変し、「……うまい」と箸が止まらなくなる。

そう、日本人は炭水化物を過剰摂取しているわけではない。世界でも類を見ないほど「炭水化物を炭水化物で輝かせる天才」なのだ。なぜ日本人はこんなにも炭水化物を愛し、極めてしまったのか。そして実は、美食の国イタリアにも同じ仲間がいることをご存知だろうか。

日本の炭水化物カルチャーが色濃いのが、コンビニのパンコーナーだ。そこに並ぶのは、焼きそばパン、ナポリタンパン、コロッケパン。見事なまでに小麦と芋のオンパレードだ。
特に焼きそばパンには目を見張るものがある。ふんわりと甘みのあるコッペパンを割り、そこにソースが香ばしく絡んだ中華麺をみっちりと挟み込む。主食の中に、別の主食を具材として入れるという、冷静に考えれば狂気じみた発想である。

また、おにぎりコーナーに目を移せば、赤飯おにぎり(小豆×もち米)、そばめしおにぎり(米×麺)が平然とした顔で並んでいる。
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