改良版の変更ポイントとオフロード体験

7月に発表された一部仕様変更は、安全装備と快適装備を中心とした見直しが図られています。
安全面では、衝突被害軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」にアップデートされ、作動対象を自動二輪車や自転車にまで拡大。全グレードに車線逸脱抑制機能が標準装備となったほか、フロントにもパーキングセンサーが追加されました。

快適装備では、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能)が新たに採用され、長距離ドライブの快適性が向上。ATは全車速に対応する一方、MTは時速30km以上での作動となる点は覚えておきたいポイント。
ほかにも、緊急時にSOSボタンで通報できる「スズキコネクト」に対応したほか、マルチインフォメーションディスプレイがカラーになり、視認性も高められています。

今回は、このジムニー ノマドをクローズドのオフロードで試乗する機会がありました。
オフロードコースは、ぬかるみやわだちの残る林間路から、下って上るすり鉢状のセクション、うねりの激しいモーグル路までを組み合わせた本格的な内容。

下り勾配では「ヒルディセントコントロール」が作動し、アクセルやブレーキを操作せずとも一定の車速を保ったまま不安感を感じることなく下っていけました。上り区間で一旦停止した際には、「ヒルホールドコントロール」が後退を防いでくれるため、ブレーキからアクセルペダルへ足を移動させる際も慌てる必要がありません。

モーグル路ではタイヤが浮いて空転する場面もありましたが、「ブレーキLSD」のおかげでスムーズに脱出できました。
ノマドは、高い悪路走破性というジムニーの本質を守りながら、同乗者やラゲッジの快適性を向上させた一台。本格的なユースはもちろん、荷物を乗せる機会が多いファミリー層や、より快適な移動を求める都市部のユーザーにとっても、有力な選択肢になりそうです。