集落初!“飲食・宿泊”ができる施設
古民家を改装してオープンした、マタギの台所「ウヘエ」。
船橋さんは集落の仲間と合同会社を立ち上げ、ジビエ解体処理と、飲食・宿泊ができる複合施設「マタギの台所『ウヘエ』」を7月にオープンさせた。
「マタギ文化が残るこの土地で、改めて『マタギとは何か?』を考えたときに、社会との接点が大切だなと感じて。ここで授かったクマを“食べる”ことで、みんながマタギ文化を理解するきっかけになってほしい。そう思って、クマの肉を東京や関西の飲食店にも卸しています。
で、そのお客さんたちが興味を持ってこの土地を訪れる。そんな循環ができないかなと思って、解体処理施設だけでなく飲食や宿泊もできる場所をつくりました」。
「ウヘエ」の飲食スペースで作業する船橋さん夫妻。写真=加藤大雅さん提供
これまで根子集落には飲食店も宿泊施設もなかったが、「マタギの台所『ウヘエ』」がオープンしたことで、初めて外部からの人を受け入れることが可能になった。
「ここはマタギ文化だけでなく、根子番楽という国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能もあります。人口が減っているこの集落の将来を考えたときに、この土地に住んでくれる人が一人でも増えたら……。この場所がそのきっかけとなればいいですね」。