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トヨタが手がけた世界一美しいレストモッド“ロクマル”

トヨタ ターボトレイルクルーザー。

トヨタ ターボトレイルクルーザー。


一方、トヨタの「ターボトレイルクルーザー」は、一見少しリフトアップした“ロクマル”ランドクルーザー。きれいにレストアしたのね、と思いきや、ボンネット下には、ロクマルの約2倍のパワーを発揮する現行型タンドラの3.4Lツインターボを搭載している。
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しかも、車体には一切手を加えずに載せているのが凄いところ。エンジンごとにサイズや固定位置が異なるため、載せ替えるのであれば、フレーム側にある金属製の台座を一度切り離し、位置をずらして溶接し直すのが一般的だ。

しかしトヨタは既存のネジ穴一つ変えず、元々あるネジ穴と3.4Lツインターボ用の固定穴のズレを中継してぴったり収めるための、専用の仲介ブラケットを設計することで、これをクリアしている。

1.5インチのリフトアップが施され、1986年式シルバー147の復刻版塗装で仕上げられた。

1.5インチのリフトアップが施され、1986年式シルバー147の復刻版塗装で仕上げられた。


ほかにも、エンジンが変わればトランスミッション位置も本来変わるが、これを特製の金属板を挟むことで、元の位置から1mmも動かさなかったり、ターボエンジンを冷やすインタークーラーやラジエーターも、元のシャシーに合わせて……といった具合。
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ビンテージ感漂うインテリアに、さりげなくタッチ式ディスプレイが備わる。オーディオもJBLの最新システムに変更されている。

ビンテージ感漂うインテリアに、さりげなくタッチ式ディスプレイが備わる。オーディオもJBLの最新システムに変更されている。


つまり「切った貼ったなんてしなくても、きれいにレストモッドできますよ。トヨタならね」って言うこと。

フォード ブロンコの初代オマージュのオープンカー

フォード ブロンコロードスターコンセプト。

フォード ブロンコロードスターコンセプト。


アウトドアを走るためには、何も“箱”にこだわる必要はない。いや、むしろ屋根のないほうがアウトドアを満喫するには理にかなっているんじゃないか?と思わせるのが、フォードの「ブロンコロードスターコンセプト」だ。

1965年に初代が登場して60年。その節目を祝して作られたコンセプトモデルだ。

偉大なる初代は「世界初の四輪駆動スポーツカー」として開発された。初代は、オフロード仕様のマスタングになるために生まれたのだった。

上が初代ブロンコロードスター、下がブロンコロードスターコンセプト。

上が初代ブロンコロードスター、下がブロンコロードスターコンセプト。


初代ブロンコやマスタング同様、「シンプルさのなかにこそ楽しさがある」として徹底的にシンプルに作られたこの車。大きなタイヤやリフトアップ、オフロードライトなんていらない。シートは潔く2座あれば十分。遠出するためのジェリカンの代わりに、悪路を駆け抜けた先で味わうサンドイッチと缶コーラがあればいい。

初代ロードスターをモチーフに、最新装備が備えられたインテリア。

初代ロードスターをモチーフに、最新装備が備えられたインテリア。


フォードブロンコが2021年に復活した際に掲げた哲学「Built Wild」、つまり「大自然を遊び尽くすための、絶対的なタフさと機能性」を見事に表現している一台だろう。

籠島康弘=文

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