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ミクスチャーな着こなしの中で光るTシャツの味わい

昔から新品のTシャツはそこまで持ち合わせておらず、古着Tが大半を占めていたという駿河さん。ただ、今はこだわりがなく、その時々の気分に耳を傾けながら手に取っている。
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「たまたま店で見つけて『可愛いやん』って思って買っただけ。もうどこのものかも分からない。昔から新品のTシャツはそこまで持っていなくて、ほぼほぼ古着。カレッジもの、バンドものとかを着てたけど、今は古着の店に行くことが減ったから……そこまで買ってないかな。

行くとしたら服を作るインスピレーションを求めて足を運ぶくらい。やから、最近の買い物ではわりと珍しい部類に入るんやけど、なんかええな〜って思ったんよね」。
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 「それもあってこの間、ニューオーダーでもフットTを 作ってる。テーマが『スタンドバイミー』で、’59年夏の話やからナンバリングも“59”。後ろのプリントは、色はハゲさせてないけどちょっと色味を落としてリアルっぽさを追求してる。この Tシャツも今回の着こなしには合うと思うねん。今のものは今のものでいいけど、結構、俺も一緒に服を作っているやつも昔のものがわりと好きやからね」。細部に至るこだわりからも駿河さんの嗜好性が感じ取れる。

古着のフットTに出合ったおかげで、自身のブランド・ニューオーダーでも製作。「テーマが『スタンドバイミー』で、’59年夏の話やからナンバリングも“59”。後ろのプリントは、色はハゲさせてないけどちょっと色味を落としてリアルっぽさを追求してる。今のものは今のものでいいけど、結構、俺も一緒に服を作っている相棒も割と昔のものが好きやからね」と駿河さん。細部に至るこだわりからも彼の嗜好性が感じ取れる。




彼の着こなしには、ワークっぽさもあり、アメカジっぽさもあり、ほんのりストリートっぽさもある。コテコテに陥らないのは、駿河さんがミックスカルチャー渦巻く90年代のストリートシーンを歩んできたがゆえかもしれない。



「古着も着たし、ヒップホップも、色んなスタイルを通ってきたな。ただ、ゴリゴリのワークウェアで固めたスタイルは、あんませんかった。ディッキーズのちょっと太めのパンツとかは穿いたことはあるけど。ティンバーのブーツに、ダボダボのパンツをはいて、ノーチカのボーダーのセーターを着る。そんなテンションやったね」。



「ワークにしても、土っぽいというよりかは、ヘリーハンセンのようなマリンに近いものを選んでいたかもしれない。別に気にしてたわけじゃないけど。そんな過去の記憶も着こなしや服作りに影響しているかもしれんね。

今度の秋冬はキューバがテーマで、来年はとあるミュージシャンにスポットを当てるよ。また見に来てや!」。



「当時の感覚としては着たいものをただ着てただけ」とさらりと言ってのける駿河さん。とはいえ、音楽にしろ、ファッションにしろ、歩んできた畑の多さが着こなしの幅や、アイデアの豊富さに繋がっていた。スタイルのある大人とは、彼のような人のことを言うのだろう。

Nachos(Naoko Hara)=写真、菊地 亮=取材・文

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