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「サルト」のチノパン


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ユーザー:宮本哲明さん

チノパンの出自はミリタリーだが、アイビーのキーアイテムであり、アメカジの主軸でもある。さらに、モダンなドレススタイルにまで対応してくれる懐の深さを持つ。宮本さんはここ最近、そんなチノパンが持つ多面的な要素を、様々な物作りの経験を積んだデザイナー・パタンナーにより生み出された一本に惚れ込んでいる。

「タテとヨコの各糸で染色濃度に差をつけ陰影を出す繊細さ、旧シャトル織機特有の独特な凹凸感に見る深いこだわりこそ真骨頂。上品さとカジュアルさを兼ね備えた一本ですから、アイロンでクリースを入れスラックスのように穿くのも良いですしラフに穿くのも良い。洗うたびに柔らかくなり風合いも増していくため、はきながら育てていく過程はまさしくデニム感覚です」。

さらには、何気なく取り入れたブランドのシグネチャーディテールが心を弾ませると語る。
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「よく見ると、サイドラインやポケットの縁にネイティブ調のデザインがそれとなく施されているんです。細番手の糸を7重に重ね縫いした立体的な刺繍は、シンプルな中にさりげない個性を演出してくれます」。


絶対的な定番であるリーバイスのジーンズを愛する目利きたちだからこそ、チノパンを選ぶ視点やその着こなしのこだわりにも確固たる美学がある。王道アメトラを貫くか、ストリートやミリタリーのタフさを楽しむか、あるいはドレス仕立てで品よく決めるか。彼らの鋭い目線を参考に、ジーンズ以外の「頼れる主役」を迎え入れてみてはいかがだろうか。

鈴木寿教=写真 菊地 亮=取材・文

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