「業界人が選出“リーバイス級に頼れる逸品”」とは……ラフにも、きちんとにも振れる。チノパンの使いやすさは、改めて説明するまでもないかもしれない。ただ、それでもなお今回スポットを当てたのは、名だたる業界の目利きがここ最近、こぞって脚を通し始めているからだ。
「リーバイスのジーンズ並みに“使える!”と実感する“ジーンズ以外”の一本は?」という問いに対して、蓋を開ければチノパンと回答する歴戦の猛者たちが多数。彼らが日頃から頼りにしている至高の一本について、詳しい話を聞いた。
【写真10点】「今大人がはきたいチノパン備忘録」の詳細を写真でチェック教えてくれたのはこの4人 | 佐藤惟吾(さとう・ゆいご) アパレル企業や繊維会社でバイヤーやアパレルプランナーを担当し、服作りやビジネスのイロハを学ぶ。現在は、様々なブランドの企画立案から生産管理を担い、あらゆるプロジェクトの裏方として全面的にサポートする。Instagram:@satoyuigo | | 水村幸平(みずむら・こうへい) ビームス入社後、ビームスT部門へ異動。店頭で接客をこなしながらVMDやMDも兼任する。企画力や眠れる才能をキャッチする感度の高さは出色で、ディレクターを務める現在もその手腕を遺憾なく発揮。また、ストリートカルチャー、アート、音楽への造詣も深く、業界からの信頼も厚い。Instagram:@kohei_mizumura | | 宍戸佑輔(ししど・ゆうすけ) ワイルド ライフ テーラーの販売スタッフからキャリアを重ねたのち、3年ほど前からバイヤーも担当。現場で磨かれたセンスと目利きに業界内外から高い評価を獲得する。現在はディレクターも兼任し同店の世界観を国内外に発信中。Instagram:@wildlifetailor | | 宮本哲明(みやもと・てつあき) MIYAMOTO SPICE 代表。ショールーム&ストア BLANDET Tokyo を拠点に、PRを軸としたブランドコミュニケーションを手掛ける。ファッション、デザイン、アートなど幅広い領域でPRやセールスを行うほか、ジャケットに特化したブランド JACKET も展開。料理修行を行うなど、スパイスや食の分野も探求しながら、「ブレンド」をテーマに活動している。Instagram:@blandet_tokyo | |
「ポロ ラルフ ローレン」のチノパン

| ユーザー:佐藤惟吾 |
アメリカントラッドの雄が生み出してきた名品は数限りないが、中でもチノパンは別格と言っていい。ブランドのアイデンティティを支えるマスターピースであり、時代を超越して愛される名作中の名作だ。その事実は、各年代のモノが顔を揃える古着シーンでこそより実感できる。佐藤さんも、ことあるごとに見つけてはワードローブに買い足してきた一人だ。
「オーセンティックな雰囲気や万能さだけが魅力とは限りません。タックの有無、生地の厚み、レングスの幅など、ひと口に“ラルフのチノパン”といっても時代によって千差万別。そのディテールの面白さにも惹かれてコレクションを重ねるうちに、気づけばこんな本数になってしまいました(笑)」。
ただ、それだけ本数があっても、コーディネイトの方向性は佐藤さんの中でほぼ一貫している。
「とにかく合わせやすいので、コーディネイトに迷ったときは自然と手が伸びていますね。自分の中で明確なルールを設けているわけではないのですが、結果としてアイビーやトラッド寄りのクリーンな着こなしに落ち着くパターンが多く、日々のスタイリングの軸になっています」。
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