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中田さんは会員と定期的に、心身のリフレッシュを目的としたウェルネスツーリズムを開催している。サウナ体験会やリトリートなど内容はさまざまだ。富士山麓では断食×100㎞歩行リトリートも。

中田さんは会員と定期的に、心身のリフレッシュを目的としたウェルネスツーリズムを開催している。サウナ体験会やリトリートなど内容はさまざまだ。富士山麓では断食×100㎞歩行リトリートも。


——ウェルネスを提供する中田さんは、どんな日常を送っていますか。
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徹底的にデータで管理しています。3カ月に1度、血液データなどを計測して自分の状態を見直し、体重に応じてタンパク質摂取量を毎日計算する。週5〜6回ある会食では血糖値が急上昇しやすいので、事前に必ずタンパク質や食物繊維を食べてから臨む。仕事中のパフォーマンスを落とさないための工夫です。

運動は1日1万歩のウォーキングに加え、脂肪燃焼や老化防止に効果があるとされる「ゾーン2トレーニング」(軽く息が上がる程度の有酸素運動)を週150分以上、筋トレを週2回。睡眠は絶対に7時間。これは死守です。

身体的なケアと並んで大切にしているのが、旅に出ること。地方や海外に積極的に足を運ぶとともに、会員の皆さんとも定期的に、心身のリフレッシュを目的としたウェルネスツーリズムとしてリトリートやサウナ体験会などさまざまなイベントを開催しています。
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自然のなかでのアクティビティ、非日常の体験、新しい価値観を持つ人との出会い。そういったことが、心の豊かさにつながると確信しているんです。

北海道・帯広では氷点下20度の極寒の地で結氷した湖に入るアヴァント体験を実施。

北海道・帯広では氷点下20度の極寒の地で結氷した湖に入るアヴァント体験を実施。


——愛用のウェルネスアイテムを教えてください。

3つのサプリメントを毎日欠かさず飲んでいます。腸内環境を整える「KINS PRIME」、ビタミンCを効率良く摂取できる「リポC+D」、抗酸化作用が注目される「パセノール」です。

とにかくこだわるのは手軽さです。なぜかというと、習慣化でいちばん難しいのは「始めること」だから。脳科学的に、行動のハードルを下げると脳の「側坐核(そくざかく)」(やる気や行動の継続に関わる部位)が刺激されて継続につながります。面倒な手順がひとつ増えるだけで習慣は途切れてしまう。だからこそ、始めるハードルを下げることに全力を注ぐんです。


普段から食生活にも気を配り心身を整えている。

普段から食生活にも気を配り心身を整えている。


——中田さんにとって「ウェルネス」とは?

病気がないだけでは足りない。心が豊かで、人間関係が充実していて、経済的にも安定している。そのすべててが揃って、初めてウェルネスだと思っています。

もし、医師から余命を宣告されたら、お金も不動産も関係なくなる。健康を失うと、ほかのすべてが意味をなさなくなるんです。そのくらい重大なのに、みんな健康を「あって当たり前」と思ってしまう。だから僕らは人生そのものに伴走するサービスだと思っているんです。

心の管理も同じで、大学院時代から続けているマインドフルネス(瞑想を通じて自分の状態を客観的に観察する習慣)が、「事実」と「解釈」を切り分ける思考を育ててくれました。嫌なことが起きても「これは自分の解釈だ」と気付ければ感情の波はすぐ収まる。自分の悩みも、アフリカのキリンから見たらどうでもいいよな、とマクロに眺めると、たいていのことは、そんなに大したことじゃないんです。

——ウェルネスのための、最初の一歩は?

自問してみてください。「半年後に死ぬとしたら、自分は今何をするか」。それだけで、見えてくるものがある。健康のこと、家族との時間、やり残していること。いつ死んでも後悔がない状態を、日々つくっておく。それが僕の考えるウェルネスな生き方です。
株式会社ウェルネス代表取締役、医師 中田航太郎●1991年、千葉県生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、救急総合診療科医として勤務。早稲田大学大学院でのマインドフルネス研究や留学を経て、予防医療の社会実装を目指し2018年に株式会社ウェルネスを創業。専任のパーソナルドクターによる予防ケアサービス「Wellness Membership」を展開し、経営者・士業を中心に1000名以上のクライアントをサポートする。著書に『人生100年時代を元気に生き抜く医師が教える経営者のための「戦略的健康法」』がある。

OCEANS7月「Wellness is Wealth」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

橋本千尋=写真 岡井祥子=編集・文

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