歴史に太字で記載される、ひとつの到達点
「ワンスター」の物語は、なかなかにドラマチックである。
それまでのバスケットボールシューズはキャンバスがデフォルトだった。次世代の素材としてレザーが脚光を浴びたのは1968年。メキシコオリンピックが開催された年だった。コンバースが時代の要請に応えるべく、1969年につくりあげたのが「スター&バーズ」だ。
「ワンスター スエード ミュール」1万5400円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217)
「スター&バーズ」のファーストモデルはセメント製法で仕立てられていた。バルカナイズ製法は熱と圧力により成型する。このプロセスにレザーが耐えられなかったからだ。 コンバースは1年かけてこれを克服する。1971年には派生モデルとして「スエード レザー オールスター」が登場した。



そうして1974年にリリースされたのが「ワンスター」だった。その最大の特徴はスターを挟むように入っていた2本のラインが消えたことだ。それは単なるデザインではなく、プレイヤーの激しい動きをサポートする役割を担っていた。バルカナイズ製法の採用により、ライン・パーツに頼らずとも十分な強度を手に入れたのである。
「ワンスター」は1974年と75年のわずか2年間しか販売されなかった。レザーの供給面や生産態勢の問題で継続が難しかったといわれている。
1985年に復活を果たすと瞬く間に街の主役に躍り出た。「タイムライン」がいの一番に俎上に載せたのは「ワンスター」だった。
店を訪れたら、ミュール・バージョンの「ワンスター スエード ミュール」も手にとってもらいたい。これからの季節にも、普段履きにも格好だ。海外製で値段も手ごろだ。
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