ソールを大幅にアップデートしたアイコンシューズ。ミズノのテクノロジーとノンネイティブのファッション性を融合させた一足だ。カラーは写真の「ヴィンテージカーキ」のみ。2万9000円/ミズノ × ノンネイティブ(ノンネイティブ ショップ 03-5990-4720)
「藤井隆行の視点。私的傑作批評」とは…… ▶︎
すべての写真を見る 2023年春から今まで、計5回にわたってミズノとコラボレーションしているスニーカー「WAVE MUJIN TL GTX nonnative」が、このたびフルモデルチェンジしました。
最も変わったのはソールです。アウトソールは今まで使っていたミシュランのものから「ビブラム・メガグリップ」へ。グリップ力が高いため、トレイルランニングなどにもおすすめです。ミッドソールはミズノの最新テクノロジーを採用して、ふわっと柔らかい履き心地になりました。
アッパーは「ゴアテックス」搭載でニット部分なども微妙に調整しています。全体的にボリューム感が出たのが特徴で、もはやスニーカーというよりブーツ感覚でコーディネイトしてもよさそう。
色は「ヴィンテージカーキ」と呼ばれるグレーのみ。ノンネイティブの今年の秋冬は”ミリタリー”がテーマなのですが、そのコレクションとも相性がいいのではないでしょうか。
それにしても、メーカーとのコラボレーションというのはたいてい一度きりですが、こんなに長年、何度も続いていることに感謝したいです。
シューズメーカーとのコラボはこれまでにもいくつか経験してきましたが、やはり専門性の高い靴をファッションブランドがゼロから作れないので、その製作過程はとても勉強になります。だから技術的な部分はメーカーにお任せして、どのようにファッションとして落とし込むかが僕たちの仕事。
意見交換をしながら、雨の日にテストしたり、色の具合を確認したりと改良を重ねて製品を完成させていくのですが、毎回売れるかどうか不安です。何度も作っていると、それまでと同じではいけないし、かといってあまり変わりすぎてもいけない。その塩梅にいつも苦労します。
今まで作ってきたものを振り返ると、発売したときのトレンドとか時代背景を思い出しますね。その時々で自分なりの最適解を見いだしてきたんだなと感慨深いです。
藤井隆行●東京を代表するブランド、ノンネイティブのデザイナーで、ファッションからライフスタイルまで一貫したこだわりを持つ。
OCEANS6月「What’s Luxury?」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!