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キャッチコピーだけで個性がわかるくらい、旧車はクセ強!?

トヨタ博物館が展示した1997年式トヨタ サイノスコンバーチブル。ベースのクーペであるサイノスのキャッチコピーは「友達以上恋人未満」でした。

トヨタ博物館が展示した1997年式トヨタ サイノスコンバーチブル。ベースのクーペであるサイノスのキャッチコピーは「友達以上恋人未満」でした。


旧車が人気の理由のひとつに、昔は明確な個性があったからでは?と思ったりします。例えば昔の車って、キャッチコピーがあったんです。トヨタサイノスなら「友達以上恋人未満」。肩ひじ張らずに乗れる、デートに最適なコンパクトスポーツクーペですよ、って感じです。
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他にもホンダの2代目インテグラなら「カッコインテグラ」とストレートにスタイリッシュなクーペを訴求していたし、トヨタの初代エスティマは「天才タマゴ」とミッドシップレイアウトと卵型のフォルムを、いすゞのジェミニは「街の遊撃手」で機敏さと機動力をアピール。

トヨタのヘリテイジ事業を担うGAZOOレーシングが展示したレストア済みのA80(4代目)スープラ。キャッチコピーは当時の日産R32スカイラインGT-R等を意識した「THE SPORTS OF TOYOTA(ザ・スポーツ・オブ・トヨタ)」でした。

トヨタのヘリテイジ事業を担うGAZOOレーシングが展示したレストア済みのA80(4代目)スープラ。キャッチコピーは当時の日産R32スカイラインGT-R等を意識した「THE SPORTS OF TOYOTA(ザ・スポーツ・オブ・トヨタ)」でした。


さらにダジャレでいえば、近藤真彦さんがCMに出演した「マッチのマーチ(初代日産マーチ)」、舘ひろしさんの「オレ・タチ・カルタス(初代スズキカルタス)」。CMの映像や音楽と連動することで強烈なインパクトを与えたのが、独特の踊り(?)と音楽で「ホンダ・ホンダ・ホンダ・ホンダ……」と連呼されたホンダの初代シティ等々。

あの頃って、CMにも車の個性が明快に表現されていたと思います。何しろ、30〜40年経ってもまだ、こうやってキャッチコピーやCMと合わせて車も覚えられているくらいですから。
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でも、今の車のキャッチコピー、何か覚えてます? 車としてはどれも飛躍的に良くなっているんですが、逆に売れるようにとあれもこれも詰め込みすぎた結果、コピーライターさんだけでなく、メーカー自身も車の個性が掴みにくくなってるんかもしれません。それもあって、最近の車はどれも似たり寄ったりになってきてるんじゃないかと思ったりします。

激レアな一台に巡り会えるのもノスタルジック2デイズの魅力。こちらはタダでさえレアな日産R33スカイラインGT-Rの4ドアの、しかもパトカー仕様です。

激レアな一台に巡り会えるのもノスタルジック2デイズの魅力。こちらはタダでさえレアな日産R33スカイラインGT-Rの4ドアの、しかも神奈川県警のパトカーです(笑)。


対して、当時のキャッチコピーやCMを知らない世代にも、つまりキャッチコピーやCMを知らなくても、旧車が刺さるってことは、それだけ個性が強いってことじゃないですかね。今の時代、泥臭いのも含めて、分かりやすいものが刺さるんですよ。

そんな旧車の魅力を再認識したノスタルジック2デイズですが、最後にちょこっとだけ紹介させてください。知り合いの若き女性ドライバーがスポンサーを探しにきていました。会場でばったり会ったんですが、要はスポンサー探しの場になるほど、このイベントが盛り上がっているということ。もうマニアだけの祭典ではないんです。次回はぜひ足を運んで見てはいかがでしょうか。

知り合いの金本きれいさん。4歳の時からレーシングカートを始め、現在は女性ドライバー限定の自動車レース「KYOJO CUP」でフォーミュラーカーに乗っているプロドライバーです。応援よろしくお願いいたします。

知り合いの金本きれいさん。4歳の時からレーシングカートを始め、現在は女性ドライバー限定の自動車レース「KYOJO CUP」でフォーミュラーカーに乗っているプロドライバーです。皆様 応援よろしくお願いいたしますー♫

籠島康弘=文

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