天然木が持つ有機的な輪郭と硬質なレジンを調和させたデザイン。アルカロールらしいアプローチが光る。
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すべての写真を見る イタリア人デザインデュオ、アルカロールが手掛けるのは、単なる家具ではなく「時間の結晶」だ。
彼らが追求するのは、自然界で特異な成長を遂げた木材や石材など、偶然が生んだ“不完全な美”。最新作では、その視点を地球から宇宙へと領域を広げ、惑星の名を冠した一点物のテーブルを完成させた。
全4種類で展開される「Geomorphic Collection」。そのうちのひとつが、天王星の名を冠した一点物のテーブル「Uranus」だ。深淵な宇宙を彷彿させる特有の色彩が魅力。165万円/シボネ 03-6712-5301
稀少な木材を酸化させ、特有の色彩を持つその姿は、まるで何億年も宇宙を旅した隕石のようなすごみを放つ。人智を超えた自然の変異を、現代の意匠として鮮やかに蘇らせる。
稀少な木材がたどった変異の記録を、透明なレジンでシームレスに封じ込めた。
その圧倒的な物質感と、素材が内包する悠久の記憶が放つ気配こそ、新品の量産品では到達できない、真のラグジュアリーといえるだろう。
OCEANS6月「What’s Luxury?」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!