なぜレスになる? 年代で共通する「すれ違い」のパターン
さらに、「もっとセックスをしたい」と回答した人に対して、「希望よりもセックス回数が少ない理由」を見ていくと、年代ごとのリアルな苦悩が見えてくる。

まず30代では、男女ともに「子供や家族がいて機会が少ない」「時間がない」「疲れている」といった、生活環境に起因する理由が上位を占めた。とくに女性は「疲れている」が40.4%と高く、日常の負担の大きさがうかがえる。
しかし、40代を境に男性側の悩みは性質を変えていく。「子供や家族がいて機会が少ない(32.2%)」に次いで、「相手がその気になってくれない(31.5%)」というパートナー側の拒絶を理由に挙げる声が増えてくるのだ。さらに「セックスをするきっかけがない(24.6%)」といった、関係性の硬直化を嘆く声も目立ち始める。
これが50代になると、男性の悩みはさらに深刻化する。「相手がその気になってくれない」が38.6%で最多となり、「きっかけがない(27.4%)」が続くなど、心理的・関係性の問題を挙げる割合が高まる。
対して50代女性は「きっかけがない(29.8%)」を筆頭に、「疲れている(28.6%)」や「相手がその気になってくれない(23.9%)」を理由に挙げている。
こうして見ると、若い世代では子育てや仕事といった環境要因が中心だったものが、年齢を重ねるにつれて“関係性や心理的な要因”へとシフトしていく様子がうかがえる。
セックスレスに陥る原因は、日々の疲れやスキンシップの減少、そしてパートナーに求める役割の変化など、さまざまな要素が複雑に絡み合った結果と言える。
いきなり夜の営みを求めるのではなく、まずは相手を気遣って家事を代わってみたり、自然な触れ合いを取り戻す努力をしてみる。その小さな歩み寄りが、レスを改善するきっかけになるかもしれない。
[参考データ]
https://www.sagami-gomu.co.jp