
▶︎
すべての写真を見る肌を刺すように冷たかった潮風も、いつの間に暖かみを帯び、心地良く感じられるようになった今日この頃。重いアウターを脱いで身軽になるだけでなく、開放的な気分を満喫したいものだ。
そんなこの季節に最適なのが、トレンドとして今季充実するパステルカラーのアイテム。
陽光に映える明るく淡いトーンは、気分を上げ、元気を与えてくれる。装いの主役にも挿し色にもなる、最旬カラーだ。
定番でいて新鮮。色が変える、普遍の表情
ニット36万円、パンツ21万円、スニーカー16万円/すべてディオール(クリスチャン ディオール 0120-02-1947)
新しいクリエイティブ ディレクターとして、昨年ディオールに加わったジョナサン・アンダーソン。彼が同ブランドにおけるデビューコレクションとして手掛けた、2026年サマー コレクションはパリの芸術学校に通う人物から着想を得たものだという。
そのランウェイに登場した鮮やかなパステルピンクのケーブルニットは、滑らかな肌触りが際立つピュアカシミヤ製。伝統的でクラシックなアイテムながら、どこか無邪気な遊び心を感じさせる仕上がりだ。まさに芸術の都に生きる人物像が浮かび上がる。
同系色のパンツを合わせたグラデーションコーディネイトは、春の陽光を受けていっそう美しく映える。
柔らかく、軽やか。さりげなく効く、ダウンベスト
ダウンベスト7万7000円、パーカ4万4000円、パンツ4万9500円/すべてタトラス 03-6277-1766、サングラス5万3900円/モスコット(モスコット アオヤマ 03-6434-1070)
風の侵入を防ぐ、フロントフライ仕様のライトダウンジャケット「アテネ」。こちらをベースに、ダウンベストへとアレンジしたのが「サロニカ」だ。
淡いパステルイエローのナイロン素材は、光沢を抑えた落ち着きのある表情。主張しすぎず、スタイリングにすっと馴染むのが魅力だ。ソフトな風合いで着心地が良く、さらに撥水加工も施されているため、多少の雨なら気にならない。
アウターとしてはもちろん、薄手のライトダウンゆえインナー使いでも活躍。パーカやジャージーパンツを合わせたスポーティミックスで、さらに軽やかに。
静かに輝く、コールブルー。見るたびに異なる佇まい
腕時計 チタンケース、43㎜径、自動巻き。262万9000円/ウブロ(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ 03-5635-7055)
今年発表されたばかりの新色、コールブルーを採用した「ビッグ・バン オリジナル ウニコ チタニウム コールブルー」。グレー、ブルーを基調とした淡く、絶妙な色合いは、鉱物的な無機質さがありながら、同時に柔和で落ち着いた印象も感じさせる。
またこのモデルでは初の試みとして、ダイヤルにカーボンファイバーから着想した格子柄の幾何学パターンを採用。光の受け方や見る角度によって微妙な陰影とニュアンスを描き出す。
そんな静かな奥行きを感じさせる趣と視覚的楽しさを併せ持つ点も魅力だ。
2/3