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すべての写真を見る生地がいい、仕立てがいい、カタチがいい。いいスーツを構成する諸要素の中で今、特に重視すべきは使い勝手がいいこと。
つまりは、「いかに遊べるかがポイント」だとスタイリストの三田真一さんは話す。そんな匠の観点が凝縮した10通りの提案に、俳優の池内博之さんが応える。
「遊んだ柄のストール合わせが、好き」
ジャケット53万9000円、シャツ30万8000円、パンツ26万4000円、ストール9万1300円、バッグ16万2800円/すべてジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)
クラシックなキュプラ生地の滑らかさと光沢を、リラックス感のあるシルエットでゆったり味わう。余裕と遊びを伴って、ダンディズムはより深みを増していく。
「ショールカラーの柔らかさを活かしたVゾーンにするなら、タイではなく力の抜けた柄ストールが適役」と三田さん。
小さなボタンがたくさん並ぶシャツ、レザーのミニバッグはとともに、三田さんが近頃気になっている「古典的なエスニックのイメージ」。素朴かつ独特な空気感が心地いい。
「いい意味で男くさく、でもしっかり上品に見える」
スーツ117万1500円〜[オーダー参考価格]、靴17万500円、シャツ、タイは参考商品/すべてブリオーニ 0120-200-185
ブリオーニのこちらは「アマルフィ」というモデル名のとおり、ワイドラペルや軽い袖付けなどイタリア南部の伝統的テーラリングを踏襲。シルクやリネンを混紡したウール生地は開放感を伝え、繊細なスカイブルーの発色でも魅了する。
「グリーンのストライプシャツと合わせて、いわゆるイタリアの色男的な配色に」。締めにはブラウンのタイをチョイス。
「スーツの軽さに比べるとタイの厚みがちょっと重いのですが、逆にこのくらい自由なほうが楽しいかな」。
「シャンブレーとストールだけだと、少しありきたり」
スーツ38万5000円/ベルヴェスト(八木通商 03-6809-1718)、古着のカーディガン1万4800円/フィルム 03-6804-0608、シャツ5万1700円/アスペジ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)、ストール6600円/リカー ユーズド クロージング 03-5305-5103
北イタリアの名家によるセットアップは、芯地を極力省いて背裏抜きと大見返しの仕様に。飄々とした軽快さを、ネイビーがしとやかに彩る。
「パターン自体はクラシック。でも、細部にウィットを感じる。コーディネイトもその方向性で、ブルーグラデーションを意識しました」。
シャンブレーシャツとストールという合わせに、アジのある古着のカーディガンをプラス。「クローゼットにある定番の服を挟むだけでも、意外とうまくいく」。
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