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酪酸菌を増やすためには「食べ合わせ」がカギ

さらに注意したいのが、ぬか漬けの菌は腸に定着するわけではないという点だ。そのため、ぬか漬けにも含まれる酪酸菌を取り入れつつ、元々腸内にいる酪酸菌を育てるという視点が欠かせない。
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効率よく腸内で働かせるためには、前述した「2つのアプローチ」を組み合わせた「食べ合わせ」が重要になるという。

「効果的なのは、『酪酸菌そのもの』と『エサとなる発酵性食物繊維』を同時に組み合わせることです。

例えば、ぬか漬けと海藻を組み合わせたサラダに、きのこ入りの味噌汁、白米の代わりに玄米やもち麦ごはんを取り入れると、酪酸菌を意識した理想的な献立となるでしょう。ぬか漬けなどで菌を摂り、食物繊維でその働きをサポートすることを意識してください。
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また、ぬか漬けだけでは十分な量を毎日摂ることが難しいため、市販されている酪酸菌配合の整腸剤などを上手に活用し、賢く補う方法もおすすめです」。


すでに花粉シーズンは本格化しているが、今から対策を始めても効果は期待できるのだろうか。

「酪酸菌を意識することで、腸内環境や免疫の働きにも、少しずつ良い変化が期待できるでしょう。もちろん薬のような速効性はありませんので、症状がつらいときは薬などで対処しながら、日頃から酪酸菌を意識した腸内環境改善も心がけ、花粉症の症状が起こりにくい体づくりをしていくことが大切です」。

猛烈な花粉を乗り切るためには、薬による対症療法だけでなく、自らの免疫バランスを根本から整える視点も持ちたい。

毎日の食事に少しのぬか漬けと食物繊維を取り入れ、酪酸菌を育てる「腸活」を今日から始めてみよう。

白山リオ=取材・文

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