さまざまなパターンがある「令和時代の“昭和”」
これもまた「令和の“昭和”」でしょうね。「昔のジムニー風を目指した」という、ジムニートラック。現行型ジムニーのボディをぶった切ってトラックにしたんです。フロントフェイスは「昔のジムニー風」を目指してレトロ調に変え、ボディをピンクに、可愛らしさを強調するようにホワイトをあしらって。会場では若い女子がたくさん写真を撮っていました。
ケーエルシージャパンが手がけた「ヘリテージ ジムニートラック」。3ドアのジムニーがベースです。
最大積載量をマジックで手書きしている(笑)など、芸が細かい一台です。
さらに、このフォルクスワーゲンの最新の電気自動車、ID.Buzzも、「令和の“昭和”」にくくれるかもしれません。
フォルクスワーゲン ID.Buzz。ご存知、現代に蘇った電気自動車のワーゲンバスですね。
メーカー純正のツートーンルック。ツートーンといえば、ロールスロイスやマイバッハとか、港区に君臨するレクサスLMといった高級車のイメージがありますけど、ID.Buzzの先祖にあたるワーゲンバス(タイプII)といえば、ツートーンが人気でした。昭和の時代からやってるんです。
もちろん、昭和の車も展示されていました。S30(初代)のフェアレディZとか、AE86(トヨタカローラレビン/トレノ)とか。中でもびっくりしたのが、ランボルギーニのトラクター。耕運機メーカーから始まったのは知っていたけど、こういうのがまだ見られるんですね。
ウイングオートが出品した「ランボルギーニ トラクター 3352R」。1959年から1962年にかけて780台生産された希少なモデル、だそう。
しかもこれ、完全レストア済みで、販売予定です。一体いくらなんでしょうね?
今の若い子たちは昭和や平成初期なんて知らないはずなんですよ。それなのに「昭和がいい!」って言うわけです。何しろRE雨宮の雨宮さん(ロータリーの神様と称される伝説的チューナー)とか、トップシークレットの永田さん(イギリスで改造スープラに乗り最高速度違反で逮捕されたという伝説を持つ)とか、稲田大二郎さん(チューニングカーのバイブル雑誌『OPTION』の創刊編集長)がね、海外の若い子たちに大人気なんです。
どうやらTikTok等で、当時の活躍ぶりが流れているようです。3人とも、若い人からすればもうおじいちゃん(失礼!)ですよ。でも熱狂的な人気を博している。インターネットってすごいですね、こんな時代がもう1回くるとは思わなかった。
けれども今回の東京オートサロンは、昭和だけに終わらないんですよ。もっと最先端のトレンドが潜んでいて、しかも尖っていたんです。次回はそれをお伝えしますね。