
「プリンセス天功の埋蔵金を探すため」。はんにゃ.金田 哲さんはそう言って
山梨へ移住した。
突飛に聞こえるが、その暮らしは想像以上にリアルだ。縁で決まった家、地域とのつながり、山に囲まれた日常、そして毎朝6時の“鳥との攻防”。人生の東京編を終え、いま始まった山梨編。
40歳の決断の裏側にある、本気のロマンと人生の転機を聞いた。
【写真10点】「はんにゃ.金田が40歳で選んだ山梨移住ライフ」の詳細を写真でチェック
1986年生まれ、愛知県出身。2005年、川島章良とお笑いコンビ「はんにゃ」を結成し、ボケを担当。2009年『爆笑レッドシアター』出演を機にブレイク。俳優としても活動し、映画『私の優しくない先輩』(2010年)でTAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞。映画、『燃えよ剣』、『ヘルドッグス』などに出演し、2024年の大河ドラマ『光る君へ』では藤原斉信を演じた。40歳を前に山梨へ移住・結婚。現在は山暮らしと“埋蔵金探し”という独自のライフスタイルをYouTubeで発信している。
縁と運が重なって決めた山梨の家
――移住はいつ頃から考えていたんですか?移住自体は結構前から考えていました。もともと愛知出身で、18歳まで愛知、そのあと39歳まで東京。移住するならちょうど中間地点の静岡がいいかなと思って、コロナ前から物件を見たりしていたんです。
田舎で育ったので、「暮らしは東京じゃなくてもいいんじゃないか」という感覚はずっとあって。仕事は東京、生活は別でもいいなって、30代半ばくらいから思っていました。でも静岡ではなかなかピンとくる家が見つからなくて。
そこで山梨の物件を探してみたら、最初に出てきたのが今住んでいる家で、見に行った瞬間、「ここだな」と思いました。
――一発で決まるなんて、かなり理想的な家だったんですね。自分の中ではもう完璧でした。ただ、物件って住みたいと思っても簡単に決まるものじゃないじゃないですか。普通はライバルがいたり、条件が合わなかったり。
僕が見つけた物件もそうで、最初はライバルがいたんですけれど、なぜか自然にいなくなって。それで最終的に「この物件には縁がある」と思って決めました。
山梨に導かれた感覚でしたね。
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