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今年の展望は、まず足元から


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今年の展望を尋ねると、ふたりは大きな言葉を言わなかった。

「2026年の展望ですか……」。佐々木さんは少し考え込み、町田さんのほうを見る。「なんだろうね」と、彼が笑って返す。

M-1で3位の結果を収めたことで、活躍するフィールドはさらに増えた。しかし彼らは理想像を掲げるより、まず目の前を見る。
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佐々木さんは言う。「ラジオもやらせてもらっているので、そういう場所でも“面白いとは何か”をちゃんと学びたいですね。ラジオならではの面白さもありますし。

“漫才師だから”って斜に構えるんじゃなくて、劇場以外にも与えられた場所……テレビやラジオなどでもちゃんとヒットを打ちたい。できれば、ホームランを打ちたいです」。

できることを増やし、引き出しを広げる。その先で、また次の一手を考えるのだ。



撮影がひと段落したタイミングで、今日の感想を聞いてみると、二人は顔を見合わせ、少しだけ笑った。

「意外と、今までやってこなかったこと、やってますね。ルンバとか……」。(佐々木)

「ああ、確かにね」。(町田)

「取材で“これやるの初めてです”って言った回数、今日がいちばん多いかもしれない(笑)」。(佐々木)




面白そうなら、まずやる。違ったら、また次を考える。ときに寄り道を重ねながら、自分たちの輪郭を丁寧に確かめていく。エバースは今も、その途中にいる。

堺 優史(MOUSTACHE)=写真 池田鉄平=取材・文

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