この瞬間のために、僕たちはコートに立っている
――バスケのお話も少しお聞かせください。新設されたばかりのトヨタアリーナ東京、初めてプレーしたときの感触は?テーブス 最初は新しい場所だということを、あまり意識しないようにしてたんです。実感が湧くまでには、数試合かかりましたね。
でも今は、「日本一のバスケアリーナだ」と胸を張って言えるほど、雰囲気も設備も素晴らしいと感じています。
©ALVARK TOKYO
テーブス 一番高揚するのは、満員の会場のなか勝敗を左右するような場面でプレーしているとき。終盤の大事な場面でシュートを決めて、観客が一気に沸く……あの感覚は言葉にならないですね。「この瞬間のためにバスケをやっている」と思える、僕にとっての原動力です。
――そんな舞台で戦うアルバルク東京の魅力を言葉にすると?テーブス “タフさ”と“粘り強さ”だと思います。派手さよりも、スマートに、コツコツと積み重ねていくスタイル。地道な努力を続けて、最後に勝利を掴み取る。その姿勢が魅力だと思います。
――アリーナ屋外4階にはバスケコート「adidas SPORTS PARK」もありますね。構想を聞いたときの印象は?テーブス 素直にうれしかったですね。日本には外で気軽にバスケができる場所が少ない。アリーナのすぐ隣、しかも景色が良いロケーションにできると聞いて、「これはいいな」と思いました。
僕自身、屋外コートで育ってきたので、その場所が持つ価値はよくわかるんです。ただバスケをするだけじゃなくて、友達と集まって過ごした時間や空気ごと記憶に残りますから。

テーブス あと、このコートの一部には不要になったシューズが使われています。こういった“循環”も象徴的ですよね。ここでボールを追いかけた子供たちによって、また次の物語が生まれるスポットになっていけば最高ですね。
6/6