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ジャミロクワイこそウェルビーイング


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さらに自身が執心しているという世界的アーティストの現状を例に、自身が抱くウェルビーイング観を語る。

「今のジャミロクワイって知ってます? 大金持ちになって豪邸に住んでいるんですけど、活動してないからブクブクに太っちゃって。

その姿をインスタにアップするんです。丸々と太ったひげのおじさんが、幸せそうにアスパラガスを採集しているんですけど、『若々しくて格好いい』って褒められようとか認められたいという気持ちが1mmもなく、とにかく人間くさいというか、誰の目も気にせず好き勝手に生きている。
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だから彼のように、認められなくてもいいという境地に行くと楽しいと思うんですよ、“アスパラガスの境地”というか。もちろん僕も『すごいですね』って言われたいけど、やっぱり『自分だけ本当に楽しんだ!』が、本当の幸せだと思うんですよね」。

“ウェルビーイング=人間くささを受け入れること”が永野さんの哲学。



「自分は最近YouTubeとか、いろんなもののおかげで好きなことが言える立場になって、それは本当に良かった。でも世の中には言えない人っていっぱいいると思うんですよ。

あと、本当はそこまで好きでもないのに、無自覚に『好き』って言わされちゃってる人。認められなくても、人に迷惑をかけない限り勇気を持って好きなことを発信してほしい。

それを考えたら、やっぱりジャミロクワイってすごいな。彼こそが究極のウェルビーイングですね。いつか出てほしいなあ、OCEANSに(笑)」。


OCEANS1月「街角パパラッチ」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

西崎博哉(MOUSTACHE)=写真 小林雄美=ヘアメイク オオサワ系=文

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