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期待の水素燃料車はもうすぐ!

「BMW iX5 Hydrogen(実証実験車)」。トータルで最高出力295kW(401ps)、最大トルク720Nmを発生する。1回あたりの水素充填は3〜4分程度で、航続距離は欧州WLTPモードで最大504kmに達する予定。

「BMW iX5 Hydrogen(実証実験車)」。トータルで最高出力295kW(401ps)、最大トルク720Nmを発生する。1回あたりの水素充填は3〜4分程度で、航続距離は欧州WLTPモードで最大504kmに達する予定。


もう一台、会場で特別な輝きを放っていたのが「iX5 Hydrogen」。
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今後の市販車導入にいよいよ期待も高まる日本に一台しかないレアモデルだ。ハンドルを握るときは、実証実験車ということで妙な緊張すらあったが、走り出せば杞憂に終わる。

ドライブフィールは馴染みのX5そのもので、むしろBEVより軽快。

BMWの燃料電池への挑戦は古く1979年に始まった。2011年からはトヨタと共同研究を進め、24年には協業強化を発表、28年の量産化を見据えている。23年には日本を含め20カ国以上でiX5 Hydrogenを走らせている。

BMWの燃料電池への挑戦は古く1979年に始まった。2011年からはトヨタと共同研究を進め、24年には協業強化を発表、28年の量産化を見据えている。23年には日本を含め20カ国以上でiX5 Hydrogenを走らせている。


そう、これは水素燃料で走るFCEV。立ち上がりからトルクがしっかり出て、滑らかに伸びていく。しかも給水素はわずか数分だ。旅の予定に無理なく、長距離ドライブを組み込めるのがいい。走り味は“静かなグランツアラー”。未来的というより、むしろ現実的な完成度に安心感さえある。
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スペックは総合出力401ps、航続距離は約504km、最高速180km/hオーバー。700barのタンクを2本積み、排出されるのは水だけ。補給の速さが、そのまま“旅の自由度”になる。まさに未来を現実に落とし込んだ一台だった。

スペックは総合出力401ps、航続距離は約504km、最高速180km/hオーバー。700barのタンクを2本積み、排出されるのは水だけ。補給の速さが、そのまま“旅の自由度”になる。まさに未来を現実に落とし込んだ一台だった。


2028年の量産化を視野に入れているだけあって、「未来っぽさ」ではなく「現実解」としての完成度の高さ。未来を“現実”として肌で感じられる体験だった。
4/4

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