「スタイリストのヘビロテ服」とは……冬スタイルの醍醐味は、羽織った瞬間にサマになるコートにあり。チェスターやミリタリーモチーフといった王道もいいが、センスのいい男たちはそこで止まらない。素材感、シルエット、ディテール……そのこだわりが、装いに確かな差を生む。
周囲とひと味違う愛用コートと、その巧みな着こなし術を聞いてみた!
教えてくれたのはこの4人 | 梶 雄太(かじ・ゆうた) 東京都生まれ。カテゴリーに囚われない感性で、雑誌、映像作品、広告などを手掛ける。編集長を務めるパンツブランド「バーンストーマー」のフリーペーパー『編集長』は、Vol.4がリリースされた。 | | 三田真一(みた・しんいち) 東京都生まれ。スタイリストと並行して、アート作家、プロデューサーとして作品を手掛ける。2025年は、伝統工芸とテクロジーを結びつけた個展『三田真一 Path in Trace 轍(わだち)』が大きな話題に。 | | 上井大輔(かみい・だいすけ) 神奈川県生まれ。広告関連、ファッション誌など活躍の場は多岐に渡る。俳優、ミュージシャン、アスリート、お笑い芸人ほか多くの著名人から信頼を得る。無類の野球好きとしても有名。 | | 来田拓也(らいた・たくや) 埼玉県生まれ。雑誌、カタログ、webメディア等で活躍。アメカジ、トラッドなど、男の王道スタイルを巧みにアップデートするのが持ち味。最近引っ越しをして、作業部屋を拡張中。 | |
「チェンバーフェローズ」のコート

| ユーザー:梶 雄太さん |
2025年に始動した話題のブランドが手がける、ダブルのチェスターコート。その名は「ギンザ」。
オリジナルで織り上げたウールカシミアの生地を使った一着は、身幅にも余裕があり、ボリュームのあるインナーとの重ね着にも便利だ。
「ガバッと羽織ってしまえば、インナーは何でもアリ。その気楽な感じがいい(笑)。たっぷりとしたシルエットが着やすいし、ずっしり重い肉厚の生地も上質。ベルトは閉めずにあえてラフに羽織っています」。
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