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キャンプブームは終わった!?

薪をくべて火力を調節し、燃えカスを掃除して、大きな中華鍋も洗う。キャンプには準備と撤収の手間がつきもので、それ故億劫になり足が遠のくキャンパーは少なくない。10年以上キャンプを続ける村田さんが手間以上に得ているものとは、何なのだろう。
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「そりゃキャンプはいろいろ面倒くさいですよ。でも、結局はそれも楽しいし、ありきたりですがキャンプの非日常に癒やされています。

上京したての頃は、ここみたいな河川敷によく息抜きに来てました。東京で稼がせてもらってるし、お世話になっていますけど、宮崎出身の僕には人が多すぎて……。
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とにかく人混みから逃げたいっていう一心でキャンプを始めたのが10年前。息が詰まりそうになっても、火を見てると落ち着きます。僕はキャンプというより、焚き火をしに行ってるようなものなんですよね」。



そんな非日常の空間も、コロナ禍は人で溢れかえっていたと振り返る。

「コロナで爆発的に流行ったときは、キャンプ場は人だらけでしたね。せっかく人から逃げようと思ってるのに(笑)。分譲住宅か!ってくらいテントがひしめきあってました。

そのときだけは野営地とか、おじいちゃんが持ってる山に行って個人的にお金を払ってテントを張ったりしてましたよ。今はブームも落ち着いて、全然人がいない。静かな環境が戻ってきた感じです。

僕も最近は肩の力を抜いて、キャンプ場についたらテントも立てず、何もしないことを楽しんでいます。お酒を飲みながら椅子に座ってぼーっとする。いい頃合いになったらテントを立てて、ストーブに薪を入れ始める。ひとりで、ときには仲間と一緒にのんびりやってます」。




昨今、2拠点生活は珍しくなくなった。が、村田さんにとってはセカンドハウスや別荘より、こだわり抜いた愛車を横付けし、揺らめく焚き火を無心で眺めるキャンプの時間が理想的なのだという。

次回は、そんなキャンプライフのためにカスタムしたという愛車のハイエースをたっぷりとご紹介する。

Naoko Hara(Nachos)=写真 ぎぎまき=取材・文

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