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2025.11.30

ファッション

アークテリクス&ヴェイランスで今季注目5作を徹底解剖!ダウン、マウンパ、初登場のニットetc.


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1989年にクライミングハーネス製造メーカーとして誕生し、今や街でも欠かせない存在となったアークテリクス(ARC'TERYX)。先月30日、池袋駅直結の東武百貨店池袋本店内に都内最大規模の店舗をオープンさせた。その全容と、今冬の主役になりうる注目アイテムを紹介しよう。

【写真36点】「アークテリクス&ヴェイランスで今季注目5作を徹底解剖」の詳細を写真でチェック
訪れたのは……
アークテリクス 池袋東武ブランドストア
売場面積528.8㎡を誇る国内最大級の直営店。アークテリクス、ヴェイランスのフルコレクションに加え、アイテムの洗濯&乾燥、ギアの修理などを受け持つReBIRD™︎ サービスセンターを併設。さらには、スタッフやアウトドア好きたちとの交流の場として有益なコミュニティスペースも設けられている。

売場面積528.8㎡を誇る国内最大級の直営店。アークテリクスとヴェイランスのフルコレクションに加え、アイテムの洗濯&乾燥、ギアの修理などを受け持つReBIRD サービスセンターを併設。さらにはスタッフやアウトドア好きたちとの交流の場として有益なコミュニティスペースも設けられている。

住所:東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 池袋本店 1F 11番地
電話:03-6912-7683
営業:10:00〜20:00 ※百貨店営業時間に準ずる
休日:不定休
HP:https://arcteryx.jp/

紹介してくれたのは……

[左]佐藤玄理さん●アークテリクス池袋東武ブランドストアスタッフ。アークテリクス担当。商品知識が豊富で、コーディネイトrからアウトドアの楽しみ方までをフルサポートする。[右]小関輝善さん●アークテリクス池袋東武ブランドストアスタッフ。ヴェイランス担当。サッカーの腕前もかなりのもの。

[左]佐藤玄理さん●アークテリクス 池袋東武ブランドストアスタッフ。アークテリクス担当。商品知識が豊富で、コーディネイトからアウトドアの楽しみ方までをフルサポートする。[右]小関輝善さん●アークテリクス 池袋東武ブランドストアスタッフ。ヴェイランス担当。サッカーの腕前もかなりのもの。


アークテリクス&ヴェイランスの注目アイテム5選!



――こちらが新店舗ですね。それにしてもだいぶ広い!!
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佐藤 総面積は160坪ほど。アークテリクスの直営店の中では最大規模です。

――アイテムも豊富ですね〜。しかも、どれも気になるアイテムばかり。

佐藤 ありがとうございます。まずはアークテリクスのアイテムから紹介させてください。

圧倒的な保温力を誇る「アトム SV フーディ」

「アトム SV フーディ」5万9400円/アークテリクス ゲストサービスセンター https://arcteryx.jp

「アトム SV フーディ」5万9400円/アークテリクス ゲストサービスセンター https://arcteryx.jp


佐藤
 それではまず、アークテリクスのアイテムから。「アトム SV フーディ」です。アークテリクスの定番として知られるアトムシリーズの中でも、最も保温性の高いモデルとして位置づけられています。

このシリーズは、軽量な「アトム SL フーディ」、バランスのいい「アトム フーディ」、そして、この「アトム SV フーディ」と3型あり、SV=Severe Weather(厳しい天候)を意味する通り、一番厚手で、化繊綿を内包したジャケットとなっています。



――なんだかスタイリッシュ! 

佐藤 そうなんです。試しに着てみますね。ちなみに私の身長が170cmで、体重が58kgぐらい。アイテムのサイズはSになります。



――これでSサイズなんですね!? 化繊綿が入っているとは思えないほど、スッキリとしたシルエットですね。

佐藤 はい。この上からさらに大柄なアウターも着られますね。ミッドレイヤーとしても、アウターとしても非常に優秀です。

――機能性としてはどうなんですか?



佐藤 中綿には、アークテリクス独自の「Coreloft」を使っています。これは、細い繊維と太い繊維をランダムに編むことで、ダウンジャケットのようなロフト、つまりは嵩(かさ)を高く保つ化繊綿になっています。ですので、非常に暖かいですよ。濡れにも強く、高い保温性を維持できるため、「都内だったらこれ一着でも真冬は大丈夫」とおっしゃる方もいるぐらいです。

――なんだか袖口も特徴的ですね。手首周りがすっきりとして見えるような。




佐藤 中綿入りではありますが、元々インナーとしての着用も考慮されています。なのでアウターを重ねた際に、袖口に生地が溜まってもたつかないような作りになっているんです。

袖口はストレッチニットカフス仕様ですから、ここから外気が侵入するのをしっかりと防げます。さらに、裾にもドローコードが付いていて、冷気をシャットアウトできます。グローブをつけたままドローコードを操作できる設計になっている点も、アウトドアブランドならではの配慮です。



――さすがです。細部までこだわりが詰まっていますね。

佐藤 それだけじゃありません。表面の生地はリップストップの30デニール生地ですから、非常に丈夫ですし、軽量で柔らかいんです。肘の部分をご覧になると分かりやすいのですが、立体裁断で仕上げているため、体の動きにしっかりと追従し、着用時にすんなりフィットしてくれます。



――色はほかにもあるんですか?

佐藤 カラー展開は全部で4色です。“ソリチュード”という白ベースの色と“ブラックサファイア”というネイビー、あとは定番のブラック、そして私が今着ているオリーブモスです。一番人気はやはりブラックですね。

最新テクノロジーを搭載した「ベータ SL ジャケット」

「ベータ SL ジャケット」8万4700円/アークテリクス ゲストサービスセンター https://arcteryx.jp

「ベータ SL ジャケット」8万4700円/アークテリクス ゲストサービスセンター https://arcteryx.jp


佐藤 「ベータ SL ジャケット」もとても人気なアイテムです。こちらはゴアテックスの3レイヤー防水シェルですね。特徴としては、ストームフードと言われる、ヘルメット対応の大きなフードが付いている点。そのため、クライミングや自転車用のヘルメットをしたままフードを被っても、頭の動きを妨げず、ストレスなく動けますね。




――自転車に乗る時にもヘルメットは必須ですからね。都市生活でも雨風を防ぐ高い機能性はありがたいです。

佐藤 そうですね。このフードは、グローブをつけたまま後ろのコードをワンタッチで調節できるので非常に便利ですよ。さらに、両サイドにはベンチレーション機能を持つジップも付いていますので、行動中の温度変化によるムレにもしっかり対応できます。




佐藤 裏地には「GORE-TEX C-KNIT」という、ニット編みの裏地を使っています。従来のゴアテックスの裏地よりも柔らかく編まれているので、肌触りが非常に良く、しかも軽いんです。そこに貼り合わせているePE(延伸ポリエチレン)メンブレンは、ゴアテックス社の中では今もっとも最新の素材で、PFAS フリーでもあります。いわゆる、フッ素化合物を排除した環境に優しい素材です。



――耐久性は大丈夫なんですか? 防水シェルは過酷な環境での使用も想定されますが。

佐藤 ePEは強度がポリウレタンよりも落ちるんじゃないか、という声をよくお客様からも聞きます。しかし、ゴアテックス社は製品開発時に非常に高い基準を設定し、その基準をクリアしたものだけを使っているため、問題ないと思います。安心して長く着用いただけますよ。
 
――いや〜、素晴らしいですね。

佐藤 このジャケットは、シルエットにも特徴があります。肩口がやや大きめに作られている分、ウエスト周りが細身にデザインされています。ですので、着用時に全体が少しシュッと見えます。着てみるとだいたいこんな感じ。Sサイズを着用しています。




――おー! いい感じ。

佐藤 アークテリクスのシェルは、基本的に袖が長い作りになっています。クライミングやアルパイン登山時に腕を上げることが多いため、袖口が捲り上がってしまわないようにするための設計です。なので、決してサイズが大きいわけではありません。



佐藤 普段から厚手の服を中に着ることが多い人や、仕事でジャケットの上から袖を通す人であれば、ワンサイズ上げてもいいかもしれませんね。ちなみに、こちらはブラック、ネイビー(ブラックサファイア)、オレンジ(ダイナスティ)、ブラウン(キャロブ×キャンバス)、そして私が着ているパープル(アザレア)の5色展開です。


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