エルメスのクラフツマンシップを毎日感じられる幸せ

財布 上●「イリアード」53万200円、下●「カルヴィ」8万9100円／ともにエルメス（エルメスジャポン　03-3569-3300）

馬具工房として始まったエルメスのDNAは、今も変わらずレザークラフトに宿る。

写真上の「イリアード」は“ギャロップ・ドゥ・エルメス”という最上のレザーを使った財布。一方、「カルヴィ」デュオ コンパクトは、表と裏で異なる色を楽しめるバイカラー仕様で、コンパクトながら機能的な設計がいい。

職人が一点一点、時間と手間を惜しまず丁寧に仕上げた上質なレザーは、グレインの美しさ、柔らかくもハリのある質感が特徴。使うたびに深みを増していく。流行に媚びないシンプルなデザインは、どんな時代のスタイルにも優しく寄り添ってくれる。

10年、20年と使い込むことで、革は持ち主の手に馴染み、唯一無二の風合いへと育っていく。“エルメスの財布”がある毎日は、景色がパッと明るくなるに違いない。

ゴールドの輝きが語る、まるでアートな喜び

ブレスレット225万5000円／ティファニー（ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク　0120-488-712）

ニューヨークで創業したティファニーが作るジュエリーは、オーセンティックでありながらも常にモダン。

アーカイブに着想を得て2017年にデビューした「ハードウェア」コレクションのブレスレットは、K18イエローゴールドで、シンプルながら圧倒的な存在感を放つ。その輝きは、純度の高いゴールドと、熟練職人による仕上げの賜物。

派手さではなく、品格で語るジュエリーは、カジュアルにもドレスにも馴染み、日常に上質な空気をもたらす。それは、銀座にオープンしたストアに多く飾られたアートが示す魅力と同様だ。

ティファニー ブルーの箱を開ける瞬間から始まる特別な体験は、持つ人の記憶に刻まれ、時代が変わっても色褪せない価値を持つ。