スーツ＝古着 シャツ＝ヤエカ 靴＝ボーディ メガネ＝ゲルノット・リンドナー スカーフ＝アナトミカ ネックレス＝ラループ 腕時計＝IWC バングル＝不明
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すべての写真を見る スーツは、若かりし頃の岡田さんにとってあくまでビジネス服だった。社長室長を務めた時期には黒子であるべく、目立たないため、身を潜めるためにスーツを纏っていたという。
「しかし自身で事業を始める1998年頃に知り合いから、キャラクターをアピールするための服選びをしたほうがいい、とのアドバイスが。以降はそうした目線で服を選ぶようになりました」。
非常にクラシックでユニークなヴィンテージスーツの魅力を引き立てるべく、色数は少なくシンプルに装った。腕時計のリボンベルトや、ノータイで寂しい首元の補完に巻いたスカーフなど、小物の色も徹底してスーツとリンク。ネックレスとしても機能するシルバーのメガネホルダーも、首元でチラッと覗くアクセントとして効果を発揮する。
個性を消すためから、主張するためのスーツへ。思い描いたのは20代の頃に憧れた、イヴ・サンローランのチョークストライプスーツ姿だ。
これは！というものになかなか出会えなかったが、10年前に訪れた英国モノ専門の古着店で見つけたこの一着に、心を打たれたよう。’40年代製のスーツは、今も続くバートンというメンズウェアブランドが、まだテーラーだった頃に手掛けたものだ。
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