レーヨンシャツならカタく見えない。
これからの季節に相応しいと提案してくれたスーツは、ライトツイード製。視覚でも着心地でも季節を感じられる一方、軽やかで、暖房が効いた室内でも脱がずに過ごせる。自身の暮らしに馴染んだ、ちょうどいい選択。
メッシュベルトで程良く品を与える。
靴はアーボンカーフを選び洒脱に。
「それに加えて、その人に馴染んだコーディネイトのほうがマッチする。
タイドアップしてかしこまるよりも、シルエットや合わせる服はユル〜く、が僕らしいから。かといって、足元はスニーカーがぴったりとハマるキャラでもない。
いわゆるハズしを狙うにしても、個性や背景を考慮しつつ、自身がいかに自然体に見えるかを工夫する。そうすれば誰の目にも素敵に映るんじゃないかな」。
アーカイブ&スタイル 代表 坂田真彦●1970年生まれ。複数のコレクションブランドを経て、2001年にフリーデザイナーとして活動開始。’04年より現職のデザインスタジオを始動。今回着用するスーツをはじめ、ディレクションに携わるアイテムは今季も豊富に揃う。
OCEANS12月「本物だけが欲しいのだ!」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!