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仕事も暮らしも子育ても。“家族ぐるみ”で支え合う


――竹沢さんが手掛けるのは、地元である巣鴨の「リョウザンパーク」をはじめとした、シェアハウス・シェアオフィス事業だ。始めるきっかけとなったのは、ワシントンDCで邦人向け新聞の記者をしていたときに起きた、東日本大震災。現地メディアから多くの“逆取材”を受けたことで、日本への思いや未来について考えた。




未曾有の事態にも関わらず、何もアクションできない自分に対して、悔しさを感じましたね。ただ遠くアメリカの地から、見守ることしかできなかった。まだ混乱が続いたその後、多くの若者たちが人種や立場の枠を超えて日本のために積極的に活動する姿を目にして、思うところがありました。日本社会は、もっと多様性を受け入れる必要がある。アメリカの寛容性、多様性の尊重を目の当たりにしていたこともあり、そう強く感じましたね。

では、日本で多様性を育むために、何ができるのか。考えた末にたどり着いたのが、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まり、切磋琢磨できるコミュニティを作ること。チャレンジ精神を持つ人なら誰でも参加でき、国籍もジェンダーも関係なくサポートし合える共同体の創造です。例えば、子育てだってコミュニティのみんなで助け合う。何かと個の力ばかりが尊重されてつながりが希薄になりつつある現代に、以前の日本社会のような“家族ぐるみ”“地域ぐるみ”の暮らしができる仕組みを作ろうと思い立ったんです。



――こうしてスタートした「リョウザンパーク」。その名は、大学の先輩にあたる作家・北方謙三氏の代表作『水滸伝』に登場する、108人の豪傑や英雄たちが集う場所、梁山泊からヒントを得た。現在は豊島区巣鴨・大塚エリアにある5棟のビルにシェアオフィス、シェアハウス、インターナショナルプリスクールを構える。

本当にいろんな人に参画してもらえたことでユニークな“村”ができ、みんな家族のように暮らしています。シェアハウスで出会い、結婚に至ったカップルも多く、彼らが子供を育てながら働ける場所としても機能しています。

都会というジャングルを生き抜く、ビジネスマンに合う一足


――巣鴨や大塚がある豊島区は、千代田区や港区と比べてビジネスアドレスが弱く、消滅可能性都市と言われたことも。そんなエリアに誕生した、仕事はもちろん暮らしも充実できるコミュニティは、設立から早13年が経ち、今なお拡大を続けている。竹沢さんの行動力や決断力の源は、いったいどこにあるのか。



起業家には、もちろん論理的な思考が役立つけれど、野性的直感に近いものだって必要だと思います。良いと思ったことに対してすぐ行動し、どこかに危険を感じたら勇気をもって撤退する。感性や嗅覚とも例えられるこうした判断力は、大自然の中で遊ぶことによって養われていると考えています。

心理学でいう、アフォーダンスという理論に近いでしょうか。モノや環境が、次の行動のヒントを示してくれる。これをいかに早く正確に捉え、判断できるかが経営者には大切。要は、いつもマニュアルどおりではなく、臨機応変に対応することが重要。不測の事態が往々にして起こる大自然の中でなら、この感覚を研ぎ澄ませることができる。サーフィンや登山を好む経営者が多いのも、納得できますよね。

より広義な意味では、高層ビルが乱立する都会も言わばビジネスにおける“ジャングル”。その過酷な環境をサバイブしていくために、この靴は良き相棒となってくれると思います。



――彼がこの日履いた「ランウォーク7 TS」は、黒のスムースレザー、シャープなフォルム、ストレートチップと、どこをとっても正統派の一足だ。

何よりもまず、履いた瞬間に感じた軽さに驚きました。コレで運動しろと言われても、問題なく対応できそうなほど(笑)。そのうえ上品で、ビジネスにパーティにと、多くのシーンに対応できる端正なデザインを備えています。さらには「ゴアテックス ファブリクス」を搭載しており、突然の豪雨が想定される環境においても頼もしい。

極端な話ですが、東日本大震災のときのように、突然長距離の歩行が必要とされる日が、二度と来ないとは言い切れない。この軽さと快適さを誇る一足を、有事への備えとして日頃から選んでおくというのも、アイデアとしてありですよね。そういう意味でも「都会をサバイブする」のにうってつけのシューズだと思います。


-Pick up Model-
ASICS Walking RUNWALK SERIES
ランウォーク7 TS メンズ GORE-TEX 3E 1231A298



ビジネスシーンはもちろん、フォーマルにも使える正統派の内羽根&キャップトゥのドレスシューズ。ソールに搭載された衝撃緩衝材fuzeGELがスニーカーのようなクッション性を生み出し、快適な歩行をサポート。ライニングには「ゴアテックス ファブリクス」、インナーソールには足馴染みのいいオーソライト中敷を採用。「とにかく軽く、返りもいい。あまりの快適さに、歩くのが不思議と楽しくなりますね(竹沢さん)」。3万8500円/アシックスウォーキング(アシックス商事 0120-777-591)

「アシックスウォーキング」とは
1983年に誕生したアシックスウォーキング(ASICS Walking)。誕生時の理念は「健康と豊かな感性を持った人間性の回復」で、お客さまの足に合った靴をご提案することで歩く楽しさや喜びを感じてほしいという想いが込められている。アシックスのスポーツシューズの開発で培った技術を応用して、ビジネスからカジュアルまで履きやすさと歩きやすさを追求したシューズを提案している。




[問い合わせ]
アシックス商事
0120-777-591

箱島崇史=写真 八木悠太=文

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