特集「オフタイムに突撃!業界人“リアル私服”パパラッチ」とは……AIが音楽やファッションを生み出す時代。それでも、人が放つリアルには代わりがない。OCEANSは渋谷ストリーム ホールで開催された「World LIVE produced by BEAMS」で大トリを飾った「SIRUP(シラップ)」さんを緊急パパラッチ。
そこで語られたのは、ファッションと音楽が映し出す、人間であることの価値だった。
【写真15点】「『今日は私服。絶対着ようと思ってた一着』SIRUPを緊急パパラッチ!in渋谷 World LIVE」の詳細を写真でチェック SIRUPが体現した、その場限りのリアル

SIRUP(シラップ) ⚫︎ラップと歌を自由に行き来する独自のボーカルスタイルと、ネオソウルやR&Bをルーツに、ゴスペルやHIPHOPのエッセンスを織り交ぜた洗練されたサウンドで、“FEEL GOOD”な空気を届けるアーティスト。イギリス、韓国、オーストラリア、台湾など国内外のアーティストとのコラボに加え、JAMESON、BOSE、MINIといったグローバルブランドとのタイアップでも注目を集める。
10月8日、渋谷ストリームホールで開かれた「World LIVE produced by BEAMS」は、ただの音楽イベントではなかった。この日、World ID
※ 認証者だけが足を踏み入れたプレミアムな空間で、観客とアーティストが絆でつながった。
生成AIが急速に浸透するこの時代に、私たちは「人間であるとは何か?」という問いに立ち返る必要がある。その答えを、体験として味わう、たった一夜限りの特別なセッションであった。
※Worldが提供する、AI時代における「実在する人間」であることを匿名で証明する仕組み
21時過ぎ、ステージに登場したのは、ネオソウルやR&Bをルーツに持ち、ゴスペルやHIPHOPを自在に織り交ぜる「SIRUP」。ラップと歌を自由に行き来しながら、感情の波をそのまま音に変えていく唯一無二の存在だ。ビートと言葉が空間を満たし、「今ここにしか存在しない」空気を共有する体験だった。

なかでも『No Stress』が流れた瞬間、観客の表情が一気にほぐれていくのがわかった。頑張りすぎず、自分らしくあることを肯定するようなメッセージは、この時代にこそ響く。
AIが進化し続ける現代では、フェイクやなりすまし、ボットによる買い占めなど、本物と偽物の境界が曖昧になりつつある。この夜、SIRUPが届けた音楽は、「だからこそ人間でいることに意味がある」と、静かに力強く語りかけるようだった。
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