
カジュアルな装いに、あえてドレスシューズを合わせる。そんなひと工夫が、男のスタイルをぐっと大人っぽく見せてくれる。
街で見つけた“足元に品を宿す”達人たち。その洒脱なバランス感覚を覗いてみよう!
【写真7点】「いつもの格好にドレスシューズ。大人カジュアルMASTERの着こなしを拝見!」の詳細を写真でチェック① タッセルローファーで、大人の格をマシマシに

シャツ=ノーブランド カットソー=フルーツオブザルーム パンツ=古着 シューズ=ヒデヤハウス 眼鏡=ジュリアスタートオプティカル 腕時計=セイコー ブレスレット、リング3=ともにヴィンテージ リング=ガガン リング2=ヨン ベルト=トリーレザー
▶鈴木さんのスナップをすべて見る鈴木 凌さん(30歳)ベージュの開襟シャツにブラックのスラックス。きちんと感とリラックス感が絶妙に溶け合った、鈴木さんのコーディネイトだ。そんな装いをいっそう上品に引き上げているのが、アートディレクターhideyaさんが手掛けるタッセルローファーである。
大ぶりのタッセルが存在感を放ち、シンプルな着こなしに洒落たパンチをプラス。“足元から格上げ”の好例と言えるだろう。

② 装いの完成度を高める、ハイブランドの名靴

Tシャツ=セントマイケル パンツ=カラー 靴=グッチ 帽子=不明 スカーフ=ユーゲン サングラス=アヤメ
▶白藤さんのスナップをすべて見る白藤準太さん (35歳)グラフィックTにチノパンという気負いのない組み合わせ。そこにキャップやスカーフ、サングラスなど、小物使いで個性を添えるのが白藤さん流だ。
そんな自由なスタイルの締めくくりに選んだのは、グッチのローファー。ブランドを象徴する「ウェブストライプ」と「インターロッキングG」が放つラグジュアリーなディテールが、装い全体を一段上の完成度へと導いている。

③ ヒールシューズで、軽快コーデを品良くアップデート

シャツ=コロンビア カットソー=ユニクロ パンツ=ディッキーズ シューズ=古着 眼鏡=トムフォード バッグ=プラダ ネックレス、リング=ともにヴィンテージ
▶柳沼さんのスナップをすべて見る柳沼峻輔さん(26歳)コロンビアのワイドシャツにディッキーズのショーツ。リラックスしたカジュアルスタイルながら、外羽根のヒールシューズを合わせることで一気に上品な印象へ。
ドレッシーな靴が生み出す“緊張感”が、全体のバランスを心地良く整える。さらに、トムフォードのサングラスやプラダのバッグといったハイブランドの小物を採用し、大人の余裕を漂わせているのも見逃せないポイントだ。
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カジュアルを大人っぽく見せるコツは、足元の選び方にあり。スニーカー頼みの足元から、ドレスシューズへシフト。そんな“引き出し”をひとつ加えるだけで、いつものスタイルが見違える。
肩の力を抜いたまま、品を宿す。それこそが、大人カジュアルの真髄だ。