「イタリア人マッシのブオーノ・ニッポン！」とは……アフリカでのカカオ豆の不作も影響し、価格が高騰しているチョコレート。イタリア人フードライターのマッシさんはある日、「チョコか？」という名のユニークなお菓子を発見した。カカオを使用せずに作った代替チョコ、その実態は……？
【写真10点】「マッシが混乱した画期的なチョコ代替品」の詳細を写真でチェック 案内人はこの方！
マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 KADOKAWAよりフードエッセイ『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』を出版。日伊文化の違いと面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。
ある日、イオングループのスーパーマーケット、「マックスバリュ」に行ったら、今まで見たことがないトップバリュのある商品に足が止まった。
どう見てもチョコレートのはずなのに、「チョコか？」の文字で脳がフリーズしてしまった。買おうかどうしようか……迷っているうちに全種類が既に買い物かごに入っていたのだ。
この「チョコか？」は、「カカオ不使用」のチョコ代替品を使用したお菓子。“チョコ代替品“といってもどういう意味なのかすぐにピンとこない僕は、まず調べてみた。
イオンは深刻化するカカオ不足という課題に対応するため、カカオ豆を使用しない画期的なチョコレート代替品「ChoViva（チョビバ）」を使った新商品、「チョコか？」を日本で初めて発売したらしい。
ドイツのスタートアップ企業、Planet A Foods社が企画・開発した「ChoViva」は、ひまわりの種を原料として、カカオ豆と同様に、発酵・焙煎の工程を経て生産。これにより、カカオ由来のチョコレートと遜色ない香りや味わい、そして口どけを実現している。この革新的な技術は、持続可能な食の未来を築く新たな選択肢として、世界的に注目されているのだそうだ。
思わず「これはチョコか？」と錯覚するような、新しいおいしさを消費者に体験してもらいたいというイオンの思いから、この「チョコか？」シリーズが生まれたそうだ。
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