
暑さと涼しさが行ったり来たりして、夏気分の開放感に後ろ髪引かれがち。そんな微妙なこの時期に頼れるのが、「長袖×ショーツ」のコンビネーションだ。ここでは、トップスタイプの異なる3スタイルを提示。日毎に移ろう気紛れな気候に応じて、ぜひ使い分けて。
【写真9点】「ロンT、シャツ、ジャケットの3者3様の着こなし」の詳細を写真でチェック① ロンT&オールブラックでラフに洒落る

カットソー=サカイ ショーツ=ジルサンダー ブーツ=ボッテガヴェネタ 眼鏡=アイヴァン
▶スズキさんのスナップをすべて見るスズキさん(31歳)まずは、Tシャツと同等にラフに決まるロンT合わせの好例から。しかもこんなオールブラックであれば、シュッと見え間違いなし。暑ければ捲ればいいという気楽さも心強い。
こなしのメソッドもTシャツ1枚の時と同様。それぞれのアイテムが持つ素材の表情を考慮して、明暗と立体感を意識。ピンポイントのゴールドアクセ使いも効果覿面である。


② 複雑なトップスレイヤーとのギャップを意識

サンダル=ノーブランド
▶福田さんのスナップをすべて見る福田佳太さん(27歳)お次はハーフコートを羽織ったレイヤースタイル。タックインした白いインナーを皮切りに、複雑な重ね着で個性を演出。ざっくり開いた首元を飾るチェーンも、実に洒脱だ。
トップスの印象がデコラティブなぶん、下半分はシンプルに。柔らかな質感のショーツとミニマルなつっかけで、リラックス感十分の仕上がりとなった。


③ デニム・オン・デニムを脱ブナンに

パンツ=ユナイテッドアローズ Tシャツ=サニーレーベル シャツ=ビックマック シューズ=ニューバランス
▶清水さんのスナップをすべて見る清水雅浩さん(53歳)ラストはシャツを使ったデニム・オン・デニム。色味もサイズ感も異なるコンビネーションが、王道の組み合わせをフレッシュに見せてくれる。
足元を秋らしいニュアンスカラーでまとめたのも、この時期に映えるインスタントテクニック。で、ニットキャップやバッグパックの色味ともリンク。そつなく、隙なし。

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今時分にしっかりハマって、合わせ方次第で“今自分”の気分もちゃんとアピールできる。簡単なようで奥が深い、「長袖×ショーツ」のコーディネイト。今回の3人を参考に、アナタなりの最高をぜひ探ってほしい!