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ガムの咀嚼が薄毛予防に!?

※ガムのイメージ写真があればお願いいたします。
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――ロッテの噛むこと研究部がガムと毛髪についてのレポートを発表したそうですね。そもそも噛むこと研究部とは何ですか?

人生100年時代において、様々な自治体や研究機関・企業と連携し、噛むことを通じて、健康寿命の延伸や生活の質を高めることに貢献したいと考えて、2018年に設立された部署です。ここでは商品開発などは行わず、純粋に「噛むこと」そのものを研究しています。

――その研究所がなぜ髪の毛に着目をしたのですか?
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当社にはチューインガム研究課という部署があり、そこでは日々ガムを試作して、実際にそのガムを噛んで、さらに改善をして……と毎日ガムを噛んでいます。で、昔から社内では「その部署に在籍している人は、髪がふさふさしている人が多い」と言われていたんです。

一方で、ガムを噛むと脳に刺激を与えたり、脳血流が増すことが研究でわかっていましたから、これはガムと頭皮の血流に関係があるのでは、と研究がスタートしました。

――ガムを噛むとなぜ血流が良くなるのでしょうか。

まず食品が口の中に入るだけで、噛むために、脳からの刺激で、頸動脈が拡張して血流が良くなり、側頭筋や咬筋といった“咀嚼筋”に血液が送られます。さらに、咀嚼は咀嚼筋を使う運動でもあります。

この運動によっても血流が上昇します。咀嚼筋への血管は頭皮にもつながっていますので、結果的に頭皮血流も上がるというメカニズムだと考えられます。
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