
印はないけど実用性たっぷり。ほかと合わせやすいのが、リアルないい服の印。声高に主張するのではなく、日々の暮らしに優しく寄り添う。それが無印良品の強みだ。事実、その魅力を知る洒落者はナチュラルにコーディネイトに取り入ている。こんなふうに。
【写真10点】「無印良品1点投入。街角リアルコーデ」の詳細を写真でチェック① 程良くモダンで気が利くバスクシャツ

Tシャツ=無印良品 パンツ=モンベル シューズ=マーガレットハウエル×ミズノ 帽子=マーモット バッグ=アークテリクス 靴下=ジーユー×アンダーカバー
▶︎松永さんのスナップをすべて見る松永浩太郎さん(48歳)ミニマルなカラーパレットのショーツスタイルを品良く彩る、ネイビーボーダーのボートネック。こんなシンプルなバスクシャツも、無印良品の得意分野だ。
デザイン自体はオーセンティク、でもディテールは程良くモダン。ゆるっと落ちたショルダーの仕様、身幅はワイドながらレングスはジャスト。実に気が利いている。


② 王道サングラスで引き締め、ラインソックスで遊ぶ

Tシャツ=ユナイテッドアローズ パンツ=パタゴニア シューズ=ナイキ 帽子=ニューエラ 眼鏡=無印良品 バッグ=アークテリクス 腕時計=アップル 靴下=コンビニエンスウェア×フジロックフェスティバル
▶︎さとしさんのスナップをすべて見るさとしさん(34歳)パタゴニアの大傑作「バギーズ・ショーツ」に黒Tを合わせて、シンプルかつコンフォートに装う。ショーツの色味をあえて非定番にした選択に、確かなセンスを感じる。
小物の選びは、シメとハズしの役割分担をバランス良く。無印良品のサングラスは王道の黒いボストンタイプ、ソックスはラインのカラーで少々遊ぶ。いいね!


③ 個性的リアルクローズを挿し色が彩る

Tシャツ=ヨウジヤマモト パンツ=ストロベリーロボット シューズ=古着 帽子=ハンティズム 眼鏡、ブレスレッド、リング=すべて不明 バッグ=無印良品 腕時計=アップル
▶︎ゆうきさんのスナップをすべて見るゆうきさん(25歳)絶妙に“揺れた”ボーダーTと、タックが複数入ったアンクル丈のエンジ色パンツ。しかもタックイン。どこを切りとってもひと癖ある表情が、スタイルの説得力を高めている。
ただし、斜に構えたイヤミなイメージは皆無。気を衒わない、言うなれば自然体の脱・ブナン。挿し色となる無印良品の編みバッグも、個性的リアルクローズを証明する。


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ここで挙げた3人は、スタイルがバラバラ。着用ブランドもさまざま。個人の趣味嗜好だって当然異なる。でも、誰もがナチュラルに無印良品を一点投入していた。これって、あらためて考えると実はスゴいことだと思う。地に足のついた日本ブランド、やっぱありがたい。