
「それ、三大天じゃなく桓騎のセリフじゃね?」と思ったアナタ、その通りだ。まあともかく、言いたいことはシンプル。今の気分のデニム・オン・デニムは、上下の色を変えた方が上手くいく。さすらば三大天のように力強く、着こなしの問題点が解決できるよってこと。
【写真7点】「街角に降臨したデニム3大天」の詳細を写真でチェック① インナーで補強する流麗インディゴグラデ

Gジャン、デニム=ともにリーバイス Tシャツ=古着 スニーカー=ジョルジオアルマーニ 眼鏡=白山眼鏡 腕時計=セイコー 帽子=ザノースフェイス
▶︎森口さんのスナップをすべて見る森口徳昭さん(46歳)上下インディゴのリーバイスという王道中の王道。でもとことんモダンに映るのは、超コンパクト×アンクル丈というシルエット、そして異なる経年変化の合わせが繊細だから。
圧巻の色落ちを見せるGジャンに、まだ青みが濃く残るパンツをセット。そのグラデーションをインナーのTシャツがつなぎ、白黒の足元へと落ち着く。流麗!

② モダンシルエットに映えるレトロ顔

デニム=ムシンサスタンダード スニーカー=ニューバランス バッグ=古着 サングラス=レイバン 腕時計=サムスン
▶︎キムさんのスナップをすべて見るキムセホンさん(26歳)韓国ブランドらしいネオ・ヴィンテージ香るケミカルウォッシュのデニムに、これまたアクの強いデニムシャツをタックイン。狙い澄ましたレトロ顔が、モダンシルエットに映える。
オーセンティックでタフなデニムのイメージを逆手に取り、綺麗かつ自由に装うデニム・オン・デニム。ベルトやスニーカーをはじめ、小物の使い方もシンプルに上手い。

③ 色味もブランドもハズして、とことん気持ち良く

Gジャン=リーバイス Tシャツ=ユナイテッドアスレ デニム=リー シューズ=ヴァンズ 靴下=キーストーン 眼鏡=ディグナクラシック
▶︎粥川さんのスナップをすべて見る粥川卓志さん(28歳)トップスはリーバイスの“サード”。パンツはリーのペインターデニム。色味はおろかブランドすら合わせない潔さが、ラフなスタイルの肩肘張らない気持ち良さを促進する。
その開放感に満ちた組み合わせを主張すべく、脇役たちは黒子に徹底。黒Tと黒スニーカーは、どちらも王道ブランドからチョイス。無論、難なく決まる。

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一昔前までは、上下のブランドは揃えて当然。色味も揃っていてこそ、デニム・オン・デニムに箔が付いたと記憶する。ファッションは諸行無常。そしてラフ&ラクはやっぱり正義。あえてテキトーな“色変え”スタイルで、モダンなデニムライフをこれからも楽しもう!